中江要介の発言 (外務委員会)
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○政府委員(中江要介君) 金大中氏は、いまソウルの拘置所の中に生存を確認されているかという御質問に対しましては、生存しておられるということはこれは間違いなく確認されております。ただ問題は、私どもも果たして健康状態がいかがであるかという点は、これは新聞に金大中氏夫人の談話として報道されて以来関心を持ち続けておるわけでございまして、この金大中氏の拘置所内における健康状態について、いろいろな方面から、いろいろな方法で、その健康状態を知ろうと努力はもちろんしておるわけでございますけれども、これにはいろんな情報がありまして、やっぱり相当悪いんだと言う人もありますし、いえ、そうではなくて、きわめて健康だと言うのもありますし、これはその立場立場でいろいろおっしゃっているんだろうと思いますけれども、少なくとも私どもがいままで得ました情報の中では一番信憑性が置けるものによりますと、年来の持病の神経痛が拘置所の中でよくなっているわけはない。しかし、そうかといって生命にこの一両日とかあるいは数日のうちに何かが起きるというほど重体でもないということで、一時食欲が減退したとか、あるいはその後拘置所内の食品も自分で購入して食べられるようになったとか、あるいは差し入れされたものを食べているとか、いろんな情報があるんです。そういうものを総合いたしまして、私どもとしてはいまのところ生命に危険な状態ではない。しかし、非常に健康である、あるいは通常の人ほど健康であるという確信もない。
じゃ、そういう情報をどこから得ているのかという点なんですが、これは政府の立場はいままで申し上げておりますように、公のルートで金大中氏という人の健康状態いかんということを確認することはなかなか相手が、そういうことでこういうわけだというふうに言えない立場にある。つまり日本側としては、外交経路でそれを確認するということはなかなかむずかしい。しかし、金大中氏夫人あるいは拘置所の関係者あるいは弁護士その他いろいろ関係の方は、金大中氏周辺の方はおられるわけでございまして、そういう人たちから非公式の形で私どもとしてはできる限りの情報の収集はやっている。その一人一人につきましては、これはその方々の立場でありますので、ちょっと公の場では申し上げにくい、こういうことでございます。