伊藤圭一の発言 (外務委員会)
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○政府委員(伊藤圭一君) その増強という言葉が当たるのかどうかわかりませんけれども、防衛力そのものが整備されていくということは間違いございません。といいますのは、自衛隊自体の現状をごらんいただきましてもわかりますように、過去二十数年閥に、自衛隊は米側からもらった古い兵器で発足いたしまして、四回の防衛力整備計画におきまして、装備の点につきましてはいろいろ改善し、優秀なものを装備いたしております。そういった意味で、四次防まではそういった質の改善と同時に量の増強、そういうものもあわせてやってきたわけでございます。
御承知のように、四次防をやりますときに非常にこういった点が議論されました。したがいまして、四十八年の二月に、防衛庁は量的には大体こういう形のものをいわゆる平和時というときには持つということが国際間の均衡を維持する上の一つのめどではないかということで、平和時の防衛力というものを国会で御説明いたしました。これは結局最終的には白紙に返ったわけでございますが、あのときの考え方に基づきまして、防衛庁では一応四次防が終った時点において、量的には大体概成されたという判断をもちまして、その中身を変えていくということでございます。
それならば、中身を変えるということは非常にお金がかかるし、また、防衛力としても上がるのではないかという御意見があると思いますけれども、軍事技術というものは世界じゅうがやはり進んでいるわけでございます。したがいまして、それに対応する性能を持った装備品というものは当然必要になってまいりますが、一方におきまして、この大綱でもお決めいただいておりますように、そのときどきの財政経済事情に見合った整備をするということになっておりますので、防衛費として与えられた予算の中でそういう改善の努力を続けていくということを考えているわけでございます。