中馬辰猪の発言 (建設委員会)
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○国務大臣(中馬辰猪君) 今次、台風十七号の災害につきまして、その概要を御報告申し上げます。
台風第十七号は、全国各地に大きな被害をもたらし、死者・行方不明者百六十七人、被災者約四十万人を出し、公共土木施設等にも甚大な損失を与えました。これはまことに遺憾なことであり、被災者の方々に対しましては御同情申し上げますとともに、亡くなられた方々に対しましては深く哀悼の意を表する次第であります。
建設省所管の公共土木施設の被害額は、直轄災害約一千カ所、四百五億円、補助災害約八万七千カ所、二千九百二十九億円、合計約八万八千カ所、三千三百三十四億円に達しております。
また、住宅災害につきましては、全半壊約五千棟、浸水家屋約五十一万八千棟に上っております。
これに対する対策としましては、災害発生後直ちに昭和五十一年台風第十七号建設省非常災害対策本部を設置し、また、政府においても非常災害対策本部が設置され、応急対策の推進を図り、特に被害の著しかった地域に調査団及び係官を派遣して、被害状況の調査並びに応急対策の措置指導に当たらせました。私も建設大臣に就任直後、直ちに被害の著しかった地域の被害状況を視察し、また災害の復旧に万全の対策を講じているところであります。
なお、今後このうな災害の発生を防止するためには、治水施設の整備、その他総合的な災害防止策を積極的に講じていく必要があると考えておりますが、当面来年度を初年度とする第五次治水事業五カ年計画の策定につきましては、今次災害の実態を反映し、被災河川の整備など緊急に対策を必要とする事業の促進が図られますよう努めておるところであります。
参議院建設委員会におかれましては、よろしく御高配のほどお願いいたします。
ありがとうございました。