浜本万三の発言 (社会労働委員会)
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○浜本万三君 大臣から非常に前向きの御発言がありましたんで、ぜひひとつその趣旨に沿って促進をしていただくように重ねて要請をいたします。
次は認定制度の問題についてお尋ねをいたしたいと思います。昭和五十年三月末現在の被爆者健康手帳の交付者数は、厚生省の資料によりますと三十五万六千五百余人になっておりますが、そのうち特別手当受給者は、つまり認定患者でありますが、これはわずかに三千九百余人でございます。手帳の交付者数に比べると認定患者はわずかに一・一%という低位になっておると思います。私は、こういう結果になっておるのは基本的にこの認定制度に欠陥があるのではないかというふうに考えております。したがって、認定制度は早急に撤廃すべきであるという考え方を持っておるわけなんでございますが、以下、二、三の点についてお尋ねをしてみたいと思います。
まず第一は、認定制度の性格が変わっておるんじゃないかということをお尋ねしたいと思うんです。と申しますのは、医療法が制定されました当時は、医療認定を受けなければ国費による医療を受けることができませんでした。しかし、そういう中で三十五年に特別被爆者制度ができました。特別被爆者は認定を受けなくても原則として国費で治療ができるようになったことは局長も御承知のとおりだと思います。そして、その範囲も次第に拡大をされまして、四十九年には特別被爆者と一般被爆者が一本化されたことも御承知のとおりだと思います。そこで、被爆者は認定なくして国費で医療が受けられるようになったという経緯はやっぱり正しく受けとめるべきだというふうに思います。つまり、このことは医療に関しましては認定の意義というのはすでに消滅しておることを意味しておるんではないかというふうに思いますが、いかがでしょうか。