小野明の発言 (予算委員会)
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○小野明君 はなはだいまの御答弁は一般論でありまして、不満であります。
当面いま問題になっておりますのは、御存じのように、ロッキード事件であることは明らかであります。先ほど総理は言われましたけれども、ロッキード事件が表になって以来、当時の総理の御決意、政治生命をかけるとまで言われました総理の御決意と、この衆議院の予算委員会あるいは両院本会議を通じて総理の御見解は、多くの報道機関が論じておりますように、非常に後退をいたしておる感を否めません。というのは、いわゆる灰色高官の基準の問題あるいは公表の問題にいたしましても、これを国会に任せる。それはそれなりの政治的な根拠があるかもしれません。しかし、それは当初の総理の言明とはかなり大幅に後退をしておることは否めないと思います。
さらに、この問題について田中角榮個人のパーソナリティーに帰するものであるか、あるいは政治制度あるいは政治の構造に関連があるものであるかどうか、これは非常に議論の分かれるところもあろうかと思いますが、再びこういった事件を起こさない。いままで日本の疑獄事件で、それを契機に日本の政治制度を変えてきた、再び起こさないという動きを国会が示したことはない。また、三木総理においてもまたしかりである。これを重要な反省として制度を変えていく、あるいは権力中枢の汚職であったわけですから、その構造を変えていく、こういった点については何ら総理は触れるところがございません。いまアメリカの大統領選挙が行われておりますが、ウォーターゲートという苦い経験をアメリカ国民がなめて、再びこれを起こさないというためにかなりの政治的な改革が行われているやに聞いております。