宮澤泰の発言 (外務委員会)

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○宮澤政府委員 二月二十八日に鈴木農林大臣が訪ソされまして、イシコフ漁業大臣と今後の日ソ漁業の取り進め方について協議をなされまして、その結果、御存じのように三月三日付の両大臣の合意に関する書簡が取り交わされまして、それに基づきまして、一つは、東京におきまして、現在なお有効でございます日ソ漁業条約に基づく漁業委員会が東京で三月十五日から開催されまして、これは三月三十一日まで続きましたが、結論を得るに至らず、休会になって今日に至っております。
 さらに、ソ連の二百海里漁業専管水域の布告に伴う新事態に応ずべき暫定協定の交渉は、三月十五日からモスクワにおいて行われまして、日本側は在ソ大使館松原公使、それから東京から水産庁から行かれました松浦海洋漁業部長外を代表といたしまして今日まで交渉が続いております。
 この内容は、暫定協定に、ソ連が二百海里水域を布告いたしましたことに伴いまして、ソ連側との合意に基づいて日本漁船の操業を認めるに必要な幾つかの事項をまず取り決めとして結ぶことでございまして、これにつきましては、ソ連側が望んでおります海洋資源に対する主権的権利の容認、その他操業に伴う幾つかの実施上の手続を協定の中に盛り込むことについて折衝をいたしてまいりました。
 その途中におきましてソ連側が、わが国の領海が三海里から十二海里に拡大された後もその中で操業できるようにしたいという主張を持ってまいりましたので、これは日本側として容易に認められないということから、大変に日本が強く折衝いたしました。そしてこれは今日のところ大体ソ連側が日本側の主張に譲ったわけでございます。
 ただいま残っておりますのは、いわゆる水域の問題でございまして、交渉が三月十五日から実は三月三十一日までの間に終わるはずでございましたが、これが難航いたしましたために園田官房長官が四月五日から四月八日まで御訪ソになりまして、交渉が難航して実は三月三十一日までに終わりませんでしたそのような破局的な状態をもとに戻すために園田官房長官がおいでになりまして、コスイギン首相と会われまして、その結果再び鈴木農林大臣の訪ソによって、まとまりませんでした漁業交渉が続行されておるというのが現状でございまして、きのう、きょう鈴木農林大臣はイシコフ漁業大臣と会われておりますが、現在、その最終的な段階で、実は先ほど申し上げました三海里、十二海里のソ連漁業の問題、これをソ連側を説得いたしてわが方の主張を貫徹する仕事、それは鈴木大臣がこの最後の詰めでされたわけでございまして、現在、水域等の問題についてなお話を続けられておる、このような概況でございます。

発言情報

speech_id: 108003968X01019770413_005

発言者: 宮澤泰

speaker_id: 6767

日付: 1977-04-13

院: 衆議院

会議名: 外務委員会