宮澤泰の発言 (外務委員会)

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○宮澤政府委員 ただいまおっしゃいましたとおり、漁業問題と領土問題とを俄然と離すということは、元来同じ水域に生じる、同じ水域が舞台の問題でございますから基本的には無理でございますが、ただ御存じのとおり私ども日本政府が要求しております北方四島というものは、ただいま実際上日本の行政権の有効な行使が妨げられております。そのような状況のもとに先方が二百海里という線を引いて、そこで漁業専管、こういう権利を主張するに至ったわけでございます。
 そこで、私ども日本政府といたしましては、領土に関する日本政府の請求権というものは、これは行政権が実際の行使を妨げられております今日においても有効に維持し続ける、こういう立場が一方にございまして、もう一方におきましては、漁業という、実際の操業というこういう問題の解決を図らなければならない。したがいまして、この行政権の有効な行使が妨げられたその水域において日本の漁船が操業を続けつつ、しかも日本政府としてはこの領土に対する請求権を傷つけられないように維持する、こういう方法を考えまして、ソ連側と何らかの合意に至ろうとしているわけでございます。

発言情報

speech_id: 108003968X01019770413_009

発言者: 宮澤泰

speaker_id: 6767

日付: 1977-04-13

院: 衆議院

会議名: 外務委員会