浅井新一郎の発言 (建設委員会)

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○浅井政府委員 先生御指摘のように、第七次道路整備五カ年計画は本年度で一応、終わることになるわけでございますが、計画のスタートの年であります昭和四十八年に、いわゆる石油ショックに見舞われまして、公共事業抑制策の中で道路事業は一番大きく抑えられた結果、年によっては、前年対比で、ほとんど伸びない、むしろ、前年からマイナスになったというような年もあるわけでございます。その結果、達成率は非常に落ち込みまして、過去の五カ年計画では前例のないことでございまして、御指摘のように八割の達成率にとどまったわけでございます。しかも、この間の工事単価の上昇等によりまして、実際の事業量は六割というようなことでございまして、当初、予定しました計画が大幅におくれておるわけでございます。国道のバイパス等でも従来、五年で計画されていたものが、十年かかっても、まだ見通しがつかないというようなところも、かなり、あるような状況でございます。
 そういうようなことから、わが国の道路整備の現況を全般的にながめてみますと、まだ地方部では国道、県道においては、その半分の区間で自動車が満足にすれ違えない。また、ちょいちょいございますように山地部では、落石事故等による災害が後を絶たないというような事情でございます。また一方、都市部でも交通渋滞とか、あるいは交通事故あるいは道路環境問題等が各地で発生しているのは御承知のとおりでございます。そのほか歩道、植樹帯の整備とか、道路の質的向上のおくれという点については、非常に大きなものがあるわけでございます。
 一方、高速自動車国道にいたしましても、当初、三千百キロの建設を予定いたしていたものが、現時点で五十二年度までで、ようやく二千二百キロに達するという程度でございまして、特に経済基盤の弱い地域の整備がおくれているような実情でございまして、いろいろ道路については大きな課題を抱えているわけでございます。
 今後の道路整備は、こういった実情を踏まえながら、安全の確保を特に重視しながら、地域社会におきます生活基盤の整備、生活環境の整備並びに均衡ある国土の発展、基盤の整備といったことを目標に、高速国道から市町村道に至ります道路網を体系的に整備いたしますとともに、環境の保全に配意した道路の構造を確保するという質的な面に重点を置きつつ、また一方では、だんだん、ふえてまいります道路資産を適正に管理して、交通の用に十分、効率的に役立てるというような視点から、維持管理の面を強化いたしまして、異常気象時等においても安全で快適な道路交通を常時確保できるような、適切な道路管理体制をつくっていきたいというようなことを考えておるわけでございます。第八次道路整備五カ年計画は、現在、作業中でございますが、その策定に当たりましては、このような考え方に沿って検討してまいりたいというふうに考えております。

発言情報

speech_id: 108004149X01119770525_021

発言者: 浅井新一郎

speaker_id: 3002

日付: 1977-05-25

院: 衆議院

会議名: 建設委員会