浅井新一郎の発言 (建設委員会)
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○浅井政府委員 道路財源に関する御質問でございますが、御承知のように、わが国の道路整備の水準は、欧米諸国のような長い道路整備の歴史を持つ国々に比べまして、量的にも質的にも非常にまだ低い水準にあるわけでありまして、市町村道だとか、あるいはバイパスなどを中心に、特に地方における道路整備に対する要望はきわめて強いものがあるわけでございます。また、さらに歩道とか交通安全施設あるいは環境対策といったような、これから大いにやらなければならない仕事が、ますます多くなっておるのが実情でございます。
たとえば先ほど申し上げましたように、国県道でも十六万キロあるうちの半分、約八万キロが、まだ出動車が満足にすれ違えないというような状況でございます。交通不能区間につきましても、五千キロがまだ通れない。それから国県道で渋滞の著しい区間が、まだ一万キロ以上の区間を抱えている。そういうようなことに加えて、さらに質的な面のおくれは非常に著しいわけでございまして、たとえば歩道の設置延長につきましても、ぜひ緊急に必要と思われる区間のまだ四〇%程度の整備にとどまっているというような実情でございます。
このために現状では、揮発油税等の特定財源だけでなく一般財源を大幅に投入して、やらざるを得ないような状況にあるわけでございまして、また特定財源は道路整備に充てるという納税者の理解のもとに、道路利用者が負担しているわけでございまして、税負担の適正化という見地からも十分に理由のあるものであるというふうに考えておるわけでございます。また、長期的に見ましても道路財源の不足は、現在、八次五カ年計画をいろいろ策定の作業をやっておりますが、まだまだ他に回すだけの余裕は、とても考えられないというような実情でございます。