二瓶博の発言 (公害対策並びに環境保全特別委員会)
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○二瓶政府委員 地盤沈下に関します総合立法の件でございますが、今国会に向けまして、当初環境庁といたしましては地盤沈下防止法案という形のものを考えたわけでございます。それから、建設省におきまして地下水法案ということで、地下水を公水というふうに観念いたしまして、地盤沈下の出ておる地域のみならず、全般的に地下水を管理していきたいという内容の法案。それから、通商産業省におきまして工業用水法の一部改正というものを考えておったわけでございます。それで、いずれも政府提案ということで、三者鼎立をいたしたわけでございます。その後、三省間でもいろいろ連絡をとりましたけれども、基本的な考え方の面でなかなか折り合いがつきませんで、政府提案の一応の締め切りといいますか、めどとして三月二十二日というのがあったわけでございますが、それまでに話がつかないという形になったわけでございます。
そういうことでございますので、政府提案というのはなかなか無理だ。他方、与党の中におきまして議員提案の動きが活発でございます。そういうこともございますので、そういう動きに協力する形において、関係省庁で議員提案をむしろ念頭に置いた地盤沈下に関する総合立法というものを今国会に出そうではないかということで、二月の半ばごろから国土庁、環境庁、通商産業省三省間で話を進めてまいったわけです。もちろん完全合意というところまでいきませんけれども、大分議論も煮詰まってまいりましたので、三月の末から建設、農林、厚生を入れました六省庁の会議段階にいま移っております。近々、今週中にもまた六省庁の局長レベルの会議を国土庁が招集するという手はずになっております。そういうことで、先ほど申し上げましたようなそれぞれの省の基本的な考え方、立場というのもございますので、煮詰まっていない面もまだ相当ございますけれども、何とか今度の国会に出したいという気持ちは各省とも持っております。したがいまして、精力的にその辺の関係を詰めていけば今国会提案ということはあり得るというふうに考えておりまして、ただいま長官からもお答え申し上げましたように、その面につきましては根気強く調整に努めまして、今国会提案ということで努力をいたしたい、こう思っております。
なお、法案そのものがこの連休、ゴールデンウィーク前に出るかどうかという問題でございますけれども、現在の作業の状況からいたしますと、これの法文化を衆議院法制局等にお願いして固めていくという段階からすると、ゴールデンウイーク前に出るということを申し上げるというのは、いまの段階では各省との調整の問題もございますので、ちょっと明言しかねるということでございます。