北川俊夫の発言 (社会労働委員会)
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○北川政府委員 いま先生おっしゃいました来年度の完全失業者百万というのは、政府の五十二年度見通しの掲げました数字の御指摘かと思います。五十二年度におきます経済の浮揚につきましては、先生おっしゃいますように、たとえばECを中心とする輸入規制の問題あるいは今後進むであろう産業構造の変革の問題、中高年に対するいろいろの雇用面での障害、御指摘のとおりかと思います。ただ、来年度の経済見通しとしましては、すでに成立しました補正予算、さらにいま御審議をいただいております予算等で、公共事業その他積極的に浮揚政策を政府としてはとっておるところでございまして、経済成長で言いますれば、本年度が五・七%に対しまして来年度は六・七%の伸びを予定いたしております。したがいまして、失業者は本年度の実績見通しでは大体年間百五万と見通しておりますけれども、GNPが一%伸びますけれども、いまおっしゃいましたような経済面、雇用面での暗さ、さらに加えまして、最近は生産が伸びましても、企業が減量経営という面から求人控えを非常にしており、慎重である、そういう点も加えまして百五万という見通しをいたしておるわけでございまして、われわれとしては、雇用面では決して楽観をいたしておるわけではございませんで、この程度の完全失業というのがほぼ適正な見通しではないか、こう考えております。