大坪健一郎の発言 (社会労働委員会)

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○大坪委員 この問題、非常に深刻な問題を抱えておるわけでございますが、私ども、社会保険制度を考えます場合に、その社会保険制度の一種であります雇用保険、保険という制度として給付をこういう形で出す。いまお話によりますと、保険料が七十八億で支払い給付が千三百九十億、十五倍以上の給付をしておる。各地域ごとにそういうアンバランスがはっきり出てまいりまして、もしこの点についてそれぞれの地域の方が真剣にお考えになるというと、保険というものは実は成り立たなくなるんではないだろうか。社会保険としてこういう形の給付を継続して行っていけば、必ず雇用保険制度そのものの崩壊につながるような大きな問題になるのではないか。この問題は、むしろ労働省がもっと責任を持って考えていただきたい問題ではないかと思います。季節労働者の方が、冬季に仕事がないために非常に苦労されておるということは事実でございますし、そのために夏場の北海道の季節労働者の方々の賃金が、これまた全般の日本の同種労働者の方々の賃金より非常に高くなっておるということも事実でございましょう。そうすれば、そういう点の調整を図る何か政策的観点というものが要るんではないだろうか。これは私の意見が多少まじりますけれども、季節労働者にどのようにして冬季の就労機会を確保するか、あるいは冬季の生活を安定していただくかということがこの問題の一番大きな解決の方向であって、まあ言ってみれば、非常にたやすく制度が運用できたために行われておりました雇用保険の利用という形では、この問題を将来にわたって国民的コンセンサスの上に処理していくことができないのではないだろうか。だから、季節労働者の冬季の雇用安定あるいは生活保障ということについて、政府としてどういうお考えを持っておられるのか、あるいは将来どういうふうにこれをしようとされるのか。労働大臣がおられれば労働大臣にお答えいただきたいのですが、まだお見えでございませんから、ひとつ政務次官から、基本的な方向づけについてまずお考えを聞かしていただきたいと思います。

発言情報

speech_id: 108004410X00719770406_027

発言者: 大坪健一郎

speaker_id: 4937

日付: 1977-04-06

院: 衆議院

会議名: 社会労働委員会