伊藤圭一の発言 (内閣委員会)
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○伊藤(圭)政府委員 定員の問題につきましては、平時編成と、戦時編成といいますか有事編成というふうに分けては考えておりません。陸上自衛隊の定員の関係と海空の定員の意味合いというものは、私はおのずから違っていると思います。といいますのは、陸上自衛隊の定員といいますか、勢力というものは、やはり人間の力というものが一つの中心になっておりまして、十八万の定員というものがただいま定められておるわけでございますが、この十八万の定員の力によって国土防衛のすべてができるというふうには考えにくいわけでございます。といいますのは、よその国におきましても、それぞれの国の人口の比率につきましては、日本より多いところもありますし、たとえば豪州のようなところは、あれだけの大きな国土を持っていながら、陸上の兵力というのは三万程度でございます。それぞれの国の考え方もあると思いますけれども、やはり国土の防衛というものは、自衛官だけでやるというものではなく、国民全体の国を守るというものを反映しながら、自衛隊がその中核といいますか、その先頭に立って戦うという姿であろうと思います。したがいまして、定員的にどうこうという問題でなくて、自衛隊が発足当時から一番問題になっておりましたのは、予備勢力というものが足りないではないか、すなわち国民全体として抵抗の意思を示す力において欠けているかという問題がございました。これは予備自衛官制度というような形でできるだけの努力はいたしておりますけれども、この問題は国家全体の安全保障の中で考えていただく問題だろうと思いますが、私どもは陸上自衛隊の十八万あるいは海空のそれぞれの艦艇、航空機、それに伴う自衛官、その力において必要最小限の防衛力というものを確保していくという考え方に立っているわけでございます。