森整治の発言 (農林水産委員会)

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○森(整)政府委員 この事業は現在、全体実施設計の段階にございまして、事業内容につきまして、関係市町村を中心に説明会を実施し、理解を求めているわけでございます。長崎南部の総合開発計画事業につきましては、前半、実施設計をしまして、今年度後半に着工するという一応の予算を計上をいたしておるわけでございますが、もちろんこの干拓に。きましては、非常に膨大な事業でございますし、関係する方々も非常に多数にわたるということで、特に慎重を期したいという考え方でありますが、現在まで、諌早湾の湾内における漁業権の問題、これは全部消滅をするという区域になるわけでございますが、これにつきましては、長崎県ですでに昨年の九月、関係漁民の理解を得まして漁業補償の大筋の妥結をしておる、そういう段階で予算の編成に入ったわけでございます。そこで残されておるものは、今後、いろいろな工事に伴う補償問題ですとか、それから有明海における漁業に間接的な影響があるであろうそういう問題につきましては、実は委員会が設けられておりまして、その委員会の影響に関する調査報告が出るという予定で予算を編成いたしたわけでございます。その委員会の環境に関する影響評価というのはその後出されましたけれども、漁業に関する影響評価につきましては、まだ報告が出ておりません。そういう段階でございますので、今後漁業のどういう範囲まで事業におきます影響があるだろうかということについては、現在、影響の範囲、程度等につきましてはその委員会の結論を待っておるわけでございますが、その結果が出ますれば、関係漁民の方々の理解と協力を得るよう努力をしてまいりたい。
 そこで、長崎だけというふうには私ども考えておりませんで、やはり佐賀、熊本、福岡と、有明海に関連いたします三県につきまして漁業への影響等も考えられますので、まだ結論が出ておりませんから確たることは申し上げられませんが、いまの反対を受けておりますところからすれば、当然そういう影響というものを考えてまいるわけでございますが、これにつきましてはその報告が出次第、本事業に対します理解が得られるように御説明もし、反対があればそれについての話もいろいろ承って、その上で着工をいたしたい、こういうふうに考えておるわけでございます。

発言情報

speech_id: 108005007X02819770519_015

発言者: 森整治

speaker_id: 17275

日付: 1977-05-19

院: 衆議院

会議名: 農林水産委員会