福田赳夫の発言 (本会議)

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○内閣総理大臣(福田赳夫君) 今回の自由民主党並びに政府の協定審議の取り扱い、取り運び、これは私の申しておるところの「連帯と協調」の精神に反するのではないか、そのような御質問でありまするけれども、外務委員会における審査の経過は、私は、国会法に準拠して行われたものであり、適法である、かように理解をいたしておるのであります。いわゆる強行採決論なるものを言う人がありますけれども、さようなものとは理解いたしておりません。
 しかし、私は、国会の運営につきましては、かねがね申し上げておりまするとおりに話し合いをよくする、その話し合いの結果、話し合いがつかないという際には、またその際の妥当な、国会法にのっとった措置をとるべきだ、こういうふうに考えておるのでありまして、「協調と連帯」の考え方、これにつきましては、私はいささかも崩すところはございません。(拍手、発言する者あり)
 また、渡部さんは竹島の問題に触れられましたが、今回のこの協定につきましては、竹島がわが国の固有の領土であるという基本的立場をいささかも阻害するものではない、このように御理解を願いたいのであります。
 また、渡部さんは、本協定が成立することになると日中平和友好条約の成立を妨げるおそれはないか、こういうお話でございますが、先ほど土井さんにもお答えしたとおりでございます。この協定は、日韓両国のみに関係のある区域について締結しておるわけでありまして、この協定の結果、二国以外の国の利益を害しないようにということにつきましては、細心の注意を払ってきておるのであります。また、中国側に対しましてもその説明を十分いたしておるところでございます。
 なお、今後、日中間におきましてこの境界線の画定問題、これを話し合ってみたい、かように考えておるのであります。
 次に、共同開発区域の法的立場、またその日米安保条約との関係、これらにつきましては、外務大臣よりお答え申し上げます。(拍手)
    〔国務大臣鳩山威一郎君登壇〕

発言情報

speech_id: 108005254X02419770510_018

発言者: 福田赳夫

speaker_id: 20078

日付: 1977-05-10

院: 衆議院

会議名: 本会議