伊藤榮樹の発言 (ロッキード問題に関する調査特別委員会)
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○政府委員(伊藤榮樹君) 国税当局へのお尋ねでございますが、前刑事局長の安原が申し上げたことにお触れになりましたので、一点御説明を申し上げたいと思います。
確かに昨年十月二十七日の衆議院のロッキード特別委員会におきまして、安原前刑事局長が、十三名の氏名を国税当局に通知をしたというふうに申し上げました。ところが、この点につきましては、当時東京地検と東京国税局がロッキード事件の脱税あるいは査察の問題について協議をしたという報告がありましたために、十三名の氏名を通知したというふうに勘違いをいたしまして述べたものでございます。大変申しわけなく存じております。実際には、先ほど国税御当局からお話のありましたように、十三名の氏名というものは通知をいたしておらないというのが実情でございます。
で、そういうような状況にございます理由といたしましては、いわゆる脱税の査察事件、これにつきましては将来刑事手続が予想されるケースでございますから、先ほど御指摘のように検察も全面的に協力をいたします。それから場合によっては警察も検察を通じて協力をいたします。しかしながら、一般のただ課税調査の段階で、捜査の段階でわかりましたことを逐一国税当局の方へ御通知申し上げるということになりますと、将来検察運営上捜査協力が得にくくなる等の事情もございますので、その辺はケース・バイ・ケースで慎重に考えながら御連絡をしておるのが一般的な実情でございまして、そういう観点から、いまのところ御通知申し上げていないというのが実際でございますので、おわびを申し上げまして、訂正いたします。