伊藤圭一の発言 (内閣委員会)
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○説明員(伊藤圭一君) 昨年の暮れから私どもがやりました作業についてはすでに御承知だと思いますけれども、私どもは、いま先生がおっしゃいましたように、機体そのものは、日本で昭和四十三年ごろからいろいろ研究開発をしたいということで頭に描いて、またその可能性を追い続けてまいりました日本でできます機体の方が、もちろん優秀だというふうには考えております。といいますのは、まずスピードがターボファンのエンジンでございますので、百ノット以上も速くなるわけででございますから、特にそのある区域を限りますデータム捜索の場合にはこれは優秀であるわけでございます。しかしながら、いま先ほどお答えいたしましたように、現時点からこの両方を開発するのには七年の歳月がかかるわけでございます。したがいまして、七年の歳月がかかると同時に、いわゆる日本の技術の面からいたしますと、ハードコアと申しますか、その機械そのものは十分成算があるというふうに考えておりますが、これは技術研究本部で検討いたしましたときにも、やはりそのソフトウエアを中心としたシステムの面におきましては幾らか現時点において問題になるかもしれないというようなこともその報告の中に入っておったわけでございます。そして、この機体に現在のP3Cに積んでおります電子機器を積んだ場合のソフトウエアのシステムといいますか、この開発というものは、現に私どもが調査いたしましたカナダのCP140というものが、あのオライオンの機体にS3Aを積みまして、そのソフトウエアの開発に当たってはきわめてむずかしい問題を抱えているという実情もわかりました。そしてまた、それをやるためには、ほとんどロッキード社の力によらなければ、いわゆる部外の者だけでは時間がかかり、お金がかかるというようなこともカナダの調査の結果わかったわけでございます。そうなってまいりますと、機体をつくってそれに載せるということは、いわゆる機械の面からいたしますとそうむずかしい問題ではないという判断がございますけれども、やはりそのソフトウエアを含めたいわゆる十分な運用に耐えるような飛行機というものを完成するのには、七年ないし八年という歳月がどうしてもかかるというようなこともあったわけでございます。