和田耕作の発言 (社会労働委員会)

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○和田(耕)委員 私は、民社党を代表いたしまして、健康保険法及び船員保険法の一部を改正する法律案並びにこれに対する自由民主党の修正案に対しまして反対の討論をいたします。
 医療費がだんだんと高くなっていく、この問題を私どもは目をつぶるわけではありません。私どもは、特に政府に対して要望する点は、今後の国民に対する高い医療を供給するために高負担が必要であるということであれば、十分に負担をする準備を持っております。問題なのは、そのような医療制度の現在のゆがみに対して真剣に取り組む姿勢が、政府に、どうしても出てこないということでございます。医療制度をめぐる有力な圧力団体がいろいろありますけれども、多分その人たちに気がねをしておるということだと思いますけれども、この十年来、医療保険の問題点に対して審議会その他たくさんの方々から抜本的な改革についての提案が行われております。しかも、この提案に対して政府は一度も本格的に取り組んだことがないということ、このことを一番遺憾に思うわけでございます。
 今回の場合も、来年は抜本策をやるから、これは本当に当分の間だからということで、このボーナスを対象とした赤字対策の案を出しておりますけれども、こういうことは、いままでも、しばしばやられたことでありまして、これだけの理由で、このような案に賛成するわけにはいかないのでございます。特に政管健保の場合は収入の少ない人が被保険者の中にたくさんおるわけでございまして、この人たちに対してボーナスから特別保険料を取るという措置、これはまた、他の保険制度では行われない、このような差別的な措置をあえてするということにも問題があるわけでございます。そういうふうな意味におきまして、私どもは、この案に対して反対の意思を表明するわけでございます。
 この修正案の中には、たとえば被保険者の負担を若干緩和する道を開くとか、あるいはまた国民健康保険組合に対する援助をするとか、かなり前進した、あるいは今後の芽になる要素があるのでございますけれども、しかしながら、そういう問題も非常に不十分であるし、そのような意味でこの改正案に対しても賛成するわけにはまいらないのでございます。
 特に私は、この際、御要望を申し上げたいのは、厚生大臣も、今後の来年、予想されておる抜本対策に対して本気になって取り組んでいただきたいと思うのでございます。そういういろいろな意味を込めて、今後の政府の本気になった抜本策を期待しながら、その意味を込めて反対をしてまいりたいと思います。重ねて申し上げますけれども、このボーナスから特別保険料を取るというような、こんなけちなことを出さないで、もし必要であれば給付の改善と同時に保険料を引き上げるというような方向をとってもらいたい、むしろ、そういうことを願うわけでございます。
 以上でございます。

発言情報

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発言者: 和田耕作

speaker_id: 23417

日付: 1977-11-01

院: 衆議院

会議名: 社会労働委員会