後藤茂也の発言 (運輸委員会)
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○後藤(茂)政府委員 御承知のように、船舶整備公団は、五十三年度二百四十八億円の事業規模で内航船及び近海船のスクラップ・アンド・ビルド政策を推進するようなレールがむしろ引かれておりまして、ただいまその仕事を進めております。いま申し上げました五十三年度の船舶整備公団の事業規模は、前年度、前々年度に比べますと、相当大規模にこれまでの規模を増強したものでございまして、ただいま私どもは、その内航船のスクラップ・アンド・ビルドの実際の進行状況を慎重に注目しております。
それで、海運組合総連合会に新たに船腹調整規程を認可いたしまして、新しいシステムに基づくスクラップ・アンド・ビルドを総連合の仕事として進めさせながら、それに対して、船舶整備公団を通じて従来よりもより船主にとって条件の緩い、いわば奨励的な金融措置を講じてそれを助成しようと図っているわけでございます。まだただいま四月のところでございまして、われわれが予定しております今年度の事業規模というものがどのように消化されていくか、まだ帰趨ははっきりしておりませんけれども、事柄の性質上、当然にこのような内航船のスクラップ・アンド・ビルドが順調に進みましても、いまでも内航船の船腹の過剰の状態というものは相当の程度に存在しておりますし、ただいまわれわれが予算上組んでいただきました程度のスクラップ・アンド・ビルドでは、全体としての理想的な船腹需給というものの回復にはまだまだ不十分であるということも認めざるを得ません。したがいまして、発足したばかりの新年度の予算の執行というものをにらみながら、今後、模様によっては漸次これを推進してまいりたいというふうに考えております。