真島健の発言 (運輸委員会)

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○真島説明員 日本海運の状況は、先生御承知のとおりのことでございまして、六月に海運造船合理化審議会の部会の方で報告が出ておりますが、現在の不況の構造的な要因といたしまして、日本船の国際競争力の低下という問題が非常に大きな問題として取り上げられまして、全体の日本商船隊の規模を、五十五年を見通してほぼ現在規模、一億一千万重量トン、そのうちで日本船が約六千万重量トン、この規模をとにかくこれから守り抜いていく必要があるのじゃないだろうか。
 そこで、日本船の競争力の低下の大きな原因といたしまして、もちろん資本費がまだ外国船よりも高い、あるいは特に問題となる船員費の比率が非常に高い。これをスクラップ・アンド・ビルドの面から考えますと、海運界が要望しておりますように、現在荷物がないわけでございますから、過剰船腹を引き締めるためには、スクラップ政策は確かに非常に望ましい政策の一つでございますが、さてスクラップをいたしまして、それにかわるべき新鋭合理化船といったようなものをつくっていった場合に問題になりますのが、スクラップをしたことによって出てまいります船員の問題、片や合理化船で定員というような面では相当合理化された船が出てくると、両方の間での船員問題というものが非常にむずかしい問題になってまいりまして、これは船員局の所管にもなるわけでございますけれども、やはりこの辺になりますと、労使の間でどのような合理的な線を出していただけるかということが、事の成否を決する上での非常に大きなファクターになってきてしまうということがございまして、現在鋭意、その辺の詰めと申しますか、それを労使にもお願いをしておるわけでございますけれども、なかなかその辺で結論が簡単に出てこないという状況があるわけでございまして、私どもその場合に一体どうしたらいいか。
 確かに現在、計画造船というようなことで外航船の計画的な建造をやっておりますが、この状況は御承知のように年々落ちておる。つまり、どう考えましても、なかなか新船の建造意欲というものはいまの海運界には盛り上がってこないという状況でございます。どのような差し水なり対策をとったら、船員問題を含めましてこのむずかしい問題を解決しながら、海運界としてできるだけ今回の造船不況に御協力申し上げ得るかということを手探りしておるという現状でございまして、もう少し時間をかしていただきたいと思います。

発言情報

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発言者: 真島健

speaker_id: 33861

日付: 1978-07-13

院: 衆議院

会議名: 運輸委員会