宮澤泰の発言 (外務委員会)
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○宮澤政府委員 ただいま御指摘の西村条約局長の答弁が行われましたのは昭和二十六年十月十九日の衆議院におきます委員会の席上でございます。これに関しましてその後政府の方で統一見解をまとめまして、昭和三十一年二月十一日の衆議院外務委員会におきまして森下政務次官がこの西村条約局長の答弁を修正されて政府統一見解を述べられたわけでございまして、この中で「国後、択捉の両島は常に日本の領土であったもので、この点についてかつていささかも疑念を差しはさまれたことがなく、返還は当然である」このように述べられております。
補足いたしますと、サンフランシスコ条約で、ただいま高沢委員御指摘のとおり、日本は千島、南樺太の権利、権原を放棄いたしましたけれども、この放棄された千島の中には、国後、択捉は入っておらない。そしてその根拠といたしまして、政府は、日本が一八五五年及び一八七五年に帝政ロシアと結びました日魯通好条約及び樺太千島交換条約の中に挙げられております定義をその一つの非常に権威のある歴史的根拠として用いておるわけでございます。