森下元晴の発言 (決算委員会)
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○森下委員 私は、治安出動の問題と定員充足の問題、この二点を中心に、短時間でございますけれども、御質問をしたいと思います。
初めに治安出動の問題ですが、先般成田開港問題につきまして、いわゆる過激派、私どもは革命的な暴力集団、こういう言葉で呼びたいと思いますけれども、この国際的な信用問題にかかわる成田空港がああいう事件で延期せざるを得ない。この内容につきましては、土地を守ろうという農民の方々の気持ちはわかりますけれども、それに便乗して革命を起こそう、彼らはいわゆる権力に対する一つの抵抗、いわゆる戦争状況を想定して、ああいう行動に農民また一般大衆を巻き込んでやろうとしておる。これは厳に区別をしなければいけませんし、こういう問題がエスカレートしてまいりますと、もう敵か味方かというような極端な、これは国内問題だけじゃない、いわゆる戦争状況を想定しての考え方である。現に世界の赤軍派の連中でも、つかまった場合に、われわれは名誉ある捕虜である、捕虜の扱いをしろというようなことを言っておる例もございます。そういうような過激派という言葉以上の、国の安全に関する問題、国防上の問題も踏まえまして、われわれは成田の問題を見詰めていきたい。
警察が、残念ながらああいう事態でございまして、十分防ぎ切れなかった。いろいろ警察なりの治安対策はあると思いますけれども、もし万一警察の力で防ぎ切れない場合に、自衛隊法の中にいわゆる治安出動の条項がございます。要請による治安出動と命令による治安出動、二つございますけれども、いまの事態で、自衛隊がいわゆる自発的に命令による治安出動をやる事態であるかどうか、また、要請があればやるかどうか、非常にむずかしい問題でございますけれども、われわれは、将来やはり世界的に赤軍派のような活動が激しくなる時代を考えまして、自衛隊としてもこの問題を全然等閑視してはいけないと思います。
そこで防衛庁長官に、たまたまああいう事件があったわけでもございますから、将来に備えて、いわゆる自衛隊としての治安出動についての御見解を承りたいと思うのであります。