森下元晴の発言 (決算委員会)
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○森下委員 長官の非常に平和主義に徹した、また核に対する強い決意はよくわかりました。核の問題とか細菌兵器の問題を考えなくてもよいような、憲法前文に決められております世界の国々の日本に対する理解と申しますか平和日本に対する十分な理解というものを、私どもは信頼したい。そういう北から西からによる日本に対する威圧、また軍事的な圧力がないようにわれわれは望むわけでございます。
しかし、やはり国防という問題は万々一に備えて、町村に消防団があったり、またそれぞれ治安維持のために警察があるように、ないのが一番いいわけでございますけれども、万々一あった場合には大変だ。人間世界というものは幾ら物質文明が進みましても、残念ながら精神文明が伴っていない。やはり持てる国と持てない国という関係、長い歴史の間でも、現状維持という姿から、残念ながら戦後でも一年に二回から二回半の戦争とか内乱とか革命が起こっておる。人間という動物は、いかに文明、文化を誇りながら、平和か戦争かというくだらない問題を繰り返しておることかと思います。そういうことで、専守防衛といいましても、この国がそういう野心のある国によって侵されないように、またわれわれも第二次世界大戦の教訓を肝に銘じまして、絶対に他国を侵さないという関係が永遠に続くように願いたいと思うわけでございます。
次の問題でございますけれども、これは現在の不況問題も絡みまして、実は隊員の充足率の問題が非常に複雑になっております。不況という問題で、自衛隊に入隊したいという若い方々がかなりふえておるように思います。また一面、自衛隊をやめなければいけない人が出ましても、結局は再就職ができないというようなことで、われわれが資料をいただいておる中でも、問題は、実戦部隊の充足率が非常に少ないものですから、戦闘に、実戦にたえ得るような充足率になっておらない。
たとえば陸海空を見ましても、陸が一番充足率が悪うございます。特に士の方ですね。幹部の方は比較的充足率が高いのですが、残念ながら第一線で活躍する士の充足率が非常に悪い。北海道の例をとりましても、戦車に四名乗らなくてはいけないところに三名しか充足しておらない。非常に戦力が鈍っておる。この事実について、防衛庁長官でなくても、防衛局長からお答えを願いたいと思います。