金丸信の発言 (内閣委員会)

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○金丸国務大臣 栗栖君の問題につきましていろいろの御批判があることは確かであります。ただ私は、いわゆる超法規行動という言葉を林修三先生も使っておるということを聞かされました。しかし、林修三先生の言う超法規行動あるいはマスコミの方々の言うその行動、そういうことはその立場立場で言っても問題はないと思うけれども、いわゆる自衛隊の最高責任者である防衛庁の統幕議長が超法規行動ということを言っては国民に誤解を招くというような考え方で、また私は奇襲という場合、いわゆる内閣総理大臣命令の出る間、その間はどうするのだ、いまはそれに対する対応方法がないじゃないか。私ということでなくて、前三原長官がそういう問題については有事のときはどうするのだ、そのことについての対処方法あるいは法律を考えろというようなこと。また私が防衛庁長官になりましてアメリカへ行く前に、防衛の研究の問題あわせていわゆる有事のとき、栗栖さんが言わんとする心情は私は全くわかる、わかるけれども、内閣総理大臣の命を受けるまでの間のそれをどうするのだ。たとえて言えば奇襲という問題がある。奇襲という問題が絶対ないような方法を考えるということも私は一つであろう。また、その総理大臣の命令を受ける二時間なりあるいは三時間ただ逃げろ、これは受けられぬ。しかし自衛隊が創立して二十四年ということを考えてみますと、まだ非常に歴史も浅い、また当時、三矢研究というようなことで制服だけでこの問題を論議して、いわゆるクーデターをやるのじゃないかとかあるいは総動員法令のようなものを考えるのじゃないか、いろいろな御批判を受けて、当時の防衛庁長官は非常に困惑した問題もあったと私は承知をいたしております。
 そういうようなことをあれやこれや考えると、その研究もしなさい。そういう中に入っている栗栖さんであるとするならば、私に言うのであれば結構です。部内で言うことは結構だけれども、これをいわゆる外に向かって言う立場ではない。戦前の日本にしてはいけない、これが私の――まさにこれがシビリアンコントロールです。こういうような考え方でこの問題に対処いたしたわけであります。

発言情報

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発言者: 金丸信

speaker_id: 2320

日付: 1978-08-16

院: 衆議院

会議名: 内閣委員会