星野進保の発言 (農林水産委員会)
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○星野説明員 御説明申し上げます。
ただいまの御質問でございますが、私ども国土の保全それから開発という観点から、一応森林の保全、培養等につきまして位置づけておるわけでございますが、それの背景でございますが、これもすでに先生御案内のように、わが国の国土開発につきまして一番大きい問題と申しますのは、従来から過密過疎の問題であったわけでございます。それを受けとめるのに一体どうするべきであるかというのが基本的な発想でございますが、そこで、私ども三全総におきましては、非常に比喩的に申しますと、ある一定の広がりのある自然環境がありまして、その自然環境が一つの人間の活動を受けとめてくれる容量と申しますか、そういうものになるのではないだろうか。そうしますと、そのある広がりの自然環境とその中で活動いたします人間の活動というのがうまくバランスするように誘導していきますと、国土が過密過疎の問題を非常にうまく解消していく方向に行くのではないだろうかということで、実は言葉の上では定住圏というようなものを考えてみたわけでございます。
それで、定住圏の中で一番問題でございますのは、先生先ほどから御指摘のように、いかに自然を保全するか、それと同時に、その中で人間が活動するわけでございますから、当然水資源が要りますとか、それからその中で、特にこれも先生の御指摘がありましたように、当然それを維持管理するための人間の活動の場がなければならないというような観点がございます。
そこで、計画の本文では、一つは、国土保全の観点から森林資源というものを位置づけまして、それは御指摘のように、水資源の保全であるとか、それから当然自然環境の最も基本的な緑というものを維持するのは森林でございますから、そういうものであるとか、あるいは保健、休養という人間の活動にかかわる機能を持たせるという点が一つ指摘されております。それからもう一つは、今度はそこで実は人手がなければそういう条件が管理できないわけでございますから、農山漁村の整備という章節がございまして、そこで、山村地域におきまして実は非常に生活条件としては厳しいわけでございますが、各種の生活関連施設を整備することに努めたり、それから、そこの中に観光も含めたような形でひとつ就業の場というものをこしらえてみたらどうだろうか。実は私ども、こういう構想計画でございますので、非常に抽象的でございますが、物の考え方としてそんなことを三全総の中では指摘しておるのが内情でございます。