柳川覺治の発言 (文教委員会)

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○柳川政府委員 学校給食は、現在、教育活動の一環としてこれを行うというたてまえをとりまして、学習指導要領の上におきましても特別活動のうちの学級指導に位置づけております。言うまでもございませんが、学校給食それ自体は、栄養のバランスのとれた食事を児童、生徒に提供する、そのことによりまして児童、生徒の健康の増進、体位の向上に寄与するということが第一義的な意義であろうと思います。このことは、学校給食が開始されました当時から、わが国の予供たちの栄養面の不足を補うということで大変大きな役割りを果たしておりますし、現に学校給食によりまして一日の所要の栄養量の相当部分が補完されておるという実態はなお今日でもそのような状態でございます。この学校給食の、健康の増進あるいは体位の向上に果たしておる役割りはなお大きなものがあるというように認識しておる次第でございます。
 さらに、教育的な意義の面に立ちますと、児童、生徒の明るい社交性と豊かな人間関係がこの給食を通して育てられるということが指摘されようかと思いますし、また、教師と児童、生徒が同じ物を食べることを通しまして平等感が培われ、これによって情緒が安定し、学習にもよい効果を与えていること、あるいは教師と児童、生徒の親近感が育っておるということは大きな意義であろう。家庭におきまして夕げの場が家庭教育の場であるというように言われておりますとおり、学校におきまして学校給食の場で、教師、子供たちが、親子、兄弟のような人間関係において、食事を通して明るく楽しい環境がつくられておる。この面は人間形成の上で大変大事な場になっておるというように指摘されようかと思います。
 また、児童、生徒が協力いたしまして配食や後片づけなどを行っております。このことは、勤労奉仕の精神を身につけることができるということも当然言われることでございまして、このように児童、生徒の円満な人格形成に大きな影響を与えておりまして、学校教育におきまして現在重要な役割りを果たしてきておるわけでございます。
 この辺の認識に立ちまして、このたびの新しい学習指導要領の改定に当たりましても、従来の特別活動としての教育的な意義をそのまま継続しておるという経緯でございます。

発言情報

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発言者: 柳川覺治

speaker_id: 27455

日付: 1978-04-21

院: 衆議院

会議名: 文教委員会