福井与明の発言 (法務委員会)

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○福井説明員 まず、四十五年三月三十一日の日航機「よど号」ハイジャック事件でございますが、これの実行犯九人は、委員御承知のように北朝鮮へ行っております。ただ、これの謀議等に参画しました人物七人を逮捕しております。それから、これの前段の、たとえば資金を得るための強盗予備とか犯人蔵匿等で六人を検挙しております。
 それから、四十七年の二月十九日から二十八日にかけての浅間山荘の事件でございますが、これは二月の七日に榛名湖畔で不審な車を見つけたのが発端で一連の事件を検挙するわけでございますが、浅間山荘に十九日から二十八日の間、管理人の細君を人質にして立てこもった犯人五人を含めまして十七人を検挙しております。これは明示の要求行為はございませんけれども、やはり安全に自分たちをどこかに逃亡させろといった黙示の要求は含まれているだろう、こういう事犯でございます。
 それから、四十八年の七月の二十日にパリ発東京行きの日航機が五人の犯人に乗っ取られております。これは残念ながら検挙者は出しておりませんけれども、この五人の中に一人日本人が含まれておるということで捜査をやっておりますが、日本赤軍の中のいわゆるコマンドとしてかなり名のある人物ではないかということで捜査をやっておる事犯でございます。
 それから、四十九年の一月三十一日のシンガポール事件でございますが、シンガポールにありますシェルの石油製油所を四人の犯人が砲撃して、フェリーボートに立てこもって、このボートに乗っておりました五人の乗員を人質にして海外へ逃亡するための飛行機を要求する等した事犯でございますが、この四人の犯人の中には日本人が二人含まれておるということで捜査をしております。
 それから、この事件に関連をしまして、まだこのシンガポール事件が進行中の時点で、二月の六日に在クウェートの日本大使館が五人の犯人に占拠をされる事犯がございました。PFLPと名のっているゲリラでございますが、一連の事件について捜査をやっておる、こういうことでございます。
 それから、四十九年の九月十三日にオランダにありますフランス大使館を三人の日本人ゲリラが占拠をしまして、当時フランスに拘禁されておりました日本赤軍の古家優と名のる人物の解放を要求した事犯でございますが、これでは、その後にストックホルム事件で逮捕しました西川純の調べ等を通じまして三人の犯人を割り出しております。さらにこの実行犯以外に謀議に参画した重信房子、吉村和江、これも国際手配に付しておる、こういうのがございます。
 それから五十年の八月四日に例のクアラルンプール事件がございましたけれども、これは日本赤軍と思われる五人の犯人が実行したわけでございます。これでは、その後の捜査で奥平純三を逮捕したわけでございますが、残念ながら昨年の九月二十八日の日航機乗っ取り事件で国外へ連れ去られた、こういうことでございます。
 それから、一番新しい事件が昨年の九月二十八日の日航機乗っ取り事件でございますけれども、これでは実行犯五人のうち四人を割り出しまして国際手配に付しておる、こういう状況でございます。

発言情報

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発言者: 福井与明

speaker_id: 18940

日付: 1978-04-11

院: 衆議院

会議名: 法務委員会