伊藤榮樹の発言 (法務委員会)
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○伊藤(榮)政府委員 改正刑法草案の法制審議会における審議の過程におきましては、御指摘のように百九十九条で「船舶・航空機の強奪・運航支配等」という規定を設けているわけですが、この場合には、先ほど私が御指摘申し上げました強盗罪に関する三百二十四条と若干罪質を異にするという意味であえて「強奪」という言葉を使ったように承知をいたしております。
ただ、現在の航空機の強取等の処罰に関する法律は制定当時から強取という言葉を使っておりましたので、これを踏襲して現在御提案申し上げている法律でも強取という言葉を使っておるわけでございますが、強盗罪における強取と、航空機の奪取の場合の強奪あるいは奪取というものと若干その性格が異なることば御指摘のとおりでございますので、そういう意味で改正刑法草案の構想に基づいて刑法の全面政正をするというような事態になりますと、その点をもう少しきめ細かく配慮することになるのではないか、こう思います。