中島敏次郎の発言 (外務委員会)

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○政府委員(中島敏次郎君) 航空交渉は、御承知のように、伝統的に他の二国間の関係の分野から切り離して、航空権益に関するそれぞれの国の利害関係を相当赤裸々にぶつけ合って交渉を行う、こういう分野であろうかと思います。そういう意味におきまして、いまこの航空交渉におけるわが方の態度が何かわが国の対米関係の一般的な姿勢に根差すものではないかというような種類のお尋ねではあったのでございますが、私どもは、この航空交渉は日米関係に――もちろん日米関係の一端ではございますけれども、航空交渉におけるところの航空権益の不均衡は、それなりに不均衡としてこれを是正するという態度で従来交渉に臨んできているわけでございます。
 もちろん、その不均衡が基本的に現存の航空協定が平和条約の発効前後に最初の交渉が行われてでき上がったというような点に根差すところの問題がないわけではありませんけれども、一般的に言いまして、この不均衡の問題は不均衡の問題として何とか是正するという態度で従来交渉を行ってきたわけで、されば昭和五十一年に交渉を始めて以来六回にわたる協議を行ってきたわけでありまして、私どもといたしましては、わが方の立場は強力にこれを主張して、その主張の実現のために努力をしてきたつもりでございます。ただ、先ほども申し上げましたように、双方の利害関係、それから双方の考え方というものが相当開いているということがありまして、この妥結がまことに容易でない、見通しといたしましても簡単にこの見通しがつけ得る状況ではないということはまことに遺憾だとは思いますが、私どもといたしましては、この交渉の妥結のために今後とも毅然とした態度で粘り強い交渉を続けていきたいというふうに考えて、いるわけでございます。

発言情報

speech_id: 108413968X02319780530_019

発言者: 中島敏次郎

speaker_id: 15750

日付: 1978-05-30

院: 参議院

会議名: 外務委員会