戸叶武の発言 (外務委員会)
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○戸叶武君 それはこれ以上いくと押し問答になるから注意の喚起にとどめておきましょう。
航空事業において一番重要なのは、人命の尊重の問題であり、安全性の問題でありますが、成田空港の問題は予想しないような出来事がいろいろ起きてきていると言うが、今後も私は起きないとは断言できないんじゃないかと思います。起きないほどよいことはないのでありますが、なぜあのような話し合いを十分しないで――話し合いはやったと言っておりますが、安全性を確保するためにも、非常な不自由さと悪い条件が累積しているような地帯に無理押しをしてどうしてああいうふうな空港をつくり上げたか、このことはあなたたちに聞いてみても過去のいろいろな経緯で答えられないと思いますが、問題は将来への転換と展望でありますが、簡単に言うならば、あんなごたごたな騒ぎをするぐらいなら、後から出た考えと言われるかもしれないけれども、当初からわれわれは主張しておったんですが、羽田空港を東京湾の埋め立てによって十分拡大することは可能であり、それによって空港の安全性をも保ち得るのに、いろんな連中があそこの土地の利権と絡みついて、そうして成田空港に定着させた。
土地のたたりというのは、神代の昔から神話にもあるように必ずたたりがあるんです。そういう形において成田空港におけるたたりというものは、人間の政治か腐敗陥落したたたりを地の神から授かったたたりでありまして、今後も、私は、これは佐倉宗吾どころの騒ぎじゃない、あの荒い神様の成田山の不動さんもあるんだから、不動の明王ですらこれを容認しているんでしょうから、とにかく容易なことじゃないと思うんです。これは神様だってわからないことだから私もそれ以上は言いませんが、できたことは仕方がないと言えばそれも一つの論理です。
しかしながら、万一のことをいつも考え、将来の航空事業の発展ということをも考え、日本が陸から追い詰められ、海をも封じ込められ、空を飛ぶより手がないというそらぞらしい時代にわれわれはいま到来しておるんですが、空の自由だけでも確保するためには、羽田空港の拡張ということを断念しないで、やはり羽田をして国際空港として十分間に合うような施設、この間の新聞をにぎわしているのでも、ごみを捨ててためただけでも日比谷公園の何十倍大きい埋め立てが可能だという時代に、そういうことをやらないで、べらぼうなむだ金を使って、そして人命を損ねて、得るものは何もないというようなばかげた政治はそろそろもうはやらなくなるんじゃないかと思いますが、そういう点もどういうふうな配慮を持って対処しておりますか。