二瓶博の発言 (決算委員会)

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○政府委員(二瓶博君) それでは各項目につきましてお答え申し上げます。
 一つは、タンカーの航行規制の問題でございます。先生からもお話しございましたように、昨年の春、釣島水道でアストロレオ号と幾春丸が衝突をいたしまして、流れました油はそれほど多くはなかったわけですが、積んでおりました油は水島流出事故で流出いたしました重油の約十倍ということでございます。したがいまして、関係の住民の方、漁民の方等から、非常にこの航行規制をぜひともやってもらいたいという強い要請を現に受けております。したがいまして、現在運輸省、海上保安庁等におきまして、船舶の航行面につきましては海上衝突予防法あるいは海上交通安全法等々によりまして万全を期するようやっておられるわけではございますけれども、さらにそういう住民の方、漁民の方の要請というものを踏まえて何らかのタンカーの航行規制の措置が考えられないかというようなことで、現在所管の運輸省等と折衝をしておると、こういう状況でございます。
 それから埋め立ての関係でございますけれども、埋め立てにつきましては、現在の臨時措置法、これに十三条の規定がございまして、埋め立てについては、瀬戸内海の特殊性というものを十分に配慮すべきであるという規定がございます。したがいまして、この規定にのっとりまして瀬戸内海の審議会に諮問いたしまして、埋め立ての運用の基本方針、これを御答申いただきまして、現在これを物差しにいたしまして、個別案件ごとにケース・バイ・ケースで審査をいたしておるわけでございます。その際は、一般的なアセスメントのほかに、環境影響評価のほかに、この十三条によります特別の配慮という角度の審査を加えまして審査をしておるということでございます。
 そこで、こういう規定を一体今後どうするかというお尋ねかと思いますが、環境庁といたしましては、一昨年の五十一年十二月に基本計画の基本的考え方という答申を瀬戸内海の審議会からちょうだいをいたしております。その際に、埋め立てのくだりにつきましては、どういう答申になっておるかと申しますと、埋め立ての運用のこの基本方針に沿って引き続き環境保全に十分配慮すべしと、こういう答申になっております。したがいまして、環境庁といたしましては、この答申を尊重いたしまして、基本的には現行法の規定の趣旨、これを堅持すべきであるという考え方に立っておるわけでございます。ただ、問題は、その際に、具体的に法文として後継法にどういうような表現なりで書き込むかという問題につきましては、全般的な後継法の検討とあわせまして、この埋め立てに関する条項につきましても目下検討中であると、こういうことでございます。
 それから排水基準の見直しの問題でございます。この点につきましては、先ほど長官からお答え申し上げましたように、産業系排水に係るCOD二分の一カットの措置、これが現行法の第四条の規定にあるわけでございますが、これは五十一年の十一月確認調査をいたしましたところ、三割の超過達成ということに相なっておるわけでございます。
 そこで、この臨時措置法の後継法でこの産業系排水に係るCOD二分の一カットの措置、これをどう引き継ぐかという問題になるわけでございますけれども、これにつきましては、水質の総量規制制度、これを瀬戸内海に実施をいたしたいという考え方を持っております。総量規制になりますと、産業系だけでございませんで、生活系も当然入ってまいります。そういうことで、当面やるのはCODということで考えておりますが、従来の措置は産業系の分でございますが、今度は産業系のみならず生活系統も対象にした総合的な負荷量削減措置ということを講じたい、それに発展さしていきたいというようなことで現在検討をしておると、こういう状況でございます。
 それから窒素、燐の関係……

発言情報

speech_id: 108414103X00519780227_145

発言者: 二瓶博

speaker_id: 32339

日付: 1978-02-27

院: 参議院

会議名: 決算委員会