福島深の発言 (災害対策特別委員会)
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○説明員(福島深君) 四十九年に水島の重油流出事故がございまして、自来石油コンビナートの防災関係につきまして消防庁といたしましては各般の面から検討を加えたところでございまして、石油コンビナート等災害防止法の制定でございますとか、あるいは消防法令の一部改正を行いまして、防災のためのもろもろの基準につきまして強化を図ってきたわけでございますが、今回の地震によりまして東北石油のタンクに事故を生じたということは大変遺憾に存じておるわけでございます。
先ほど申し上げました消防法令等の改正によりまして、その後タンク本体の基準、あるいは地盤基礎、そういうようなものにつきましてはかなり厳しい基準を設けておるわけでございます。しかしながら、事故を起こしましたタンクそのものは四十七年あるいは四十八年に建設されたタンクでございまして、そういう意味で、ただいま現在実施をしております基準そのものから見ますと不十分なものであったということになるわけでございます。しかしそういう古い基準のものをそのまま放置をするということでは決していけないのでございまして、これを機会にいたしまして私どもとしては従来の基準によりますタンクにつきましてもその状況というものを十分調査をしてみたい。特に壊れたタンクが三基ございますので、これにつきましては近く私の方にございます危険物技術基準委員会、これは斯界の先生方を集めておるつもりでございますが、そういう先生方にひとつ専門的に御検討いただきまして、どういう点が悪かったのか、原因を十分究明をいたし、それによって現在の基準でもなおかつ改正をしなければならぬような点がございますれば、そういう点も早急に改正をいたしまして、このような事故のないような措置を講じたいと思うわけでございます。
しかし、これは単にタンクそのものだけでなくて、ただいま御指摘のございましたように、防油堤の問題でございますとか、あるいはその外側の防止堤の問題でございますとか、いろいろな施設が防災のために講じられておるわけでございますから、そういうものを総合的に考えて、それらが有効に災害時には作動いたしますように、効果があるものとして設置をされますように、私どもとしては十分検討を続けてまいりたいと思っておるわけでございます。