山崎昇の発言 (内閣委員会)

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○山崎昇君 少なくとも法制局長官は、やっぱり私的行為としての一つの基準といいますか、考え方として疑義がある、だからこういう点は注意した方がよかろうという、あなたの説を仮にとったとしても、そういう形であなたは出されたわけでしょう。したがって、三木さんはやっぱり内閣総理大臣という肩書きを書かなかった。それから車も自分の車を使った。党の車を使ったそうでありますが、使った。あるいは同行者もやらなかった。そうなると、あなたのいま言われた、少なくともこういうことをしなければ疑いがありますよというあなたの考え方は、一つ一つ全部外れたら疑いが出てくる、国民が納得しない、それはあたりまえの話だと。いまの公用車の問題でも、総理大臣が公用車以外使うのは何となく警備上おかしいという。じゃ三木さんは使って何でもなくて、福田さんが私用車を使えば何か警備上の問題が出てくるのか、もし警備上の問題があるというならば、それは警備上の問題として十分な配慮をすればいいことなんだ。だから、少なくとも法制局の長官として法の解釈なり運用をやる場合に、あなたが絶えずそういう形で拡大解釈するということは問題があると思うんですよ。少なくとも、国民に対してこういうことをしなければ疑いが持たれると言うならば、それはやっぱり厳格に守るのがあなたの任務じゃないですか。適当勝手に後からその行動を合理化するような解釈はすべきでない。この点は法律の専門家であるあなたに私はきつく警告をしておきたいと思うんです。
 なるほど玉ぐしの問題はそうでしょう。また同行の問題も、官房長官は同行と随行と違うように言っている。確かに言葉は違う。私も公用語ではどう違うのかよくわかりませんが、随行という言葉から言えば、上司に対して、命令されてくっついていくというような意味合いもある。しかし、同行といっても私的行為の場合もありますし、たとえば警察官なんかが犯人を同行する場合あるいは疑いのある者を同行する場合、同行と言えばある程度強制力が働く。そういう場合の同行もある。だから、単に一緒に行ったんです、偶然ですなんということで済まされる問題ではない。こういうことを考えますと、少なくともこれだけ憲法上の疑義があって、三木さんのとき以来議論されているこの種の行為については、私は内閣としてはもっと慎重に配慮すべきだし、そういう疑いを持たれるようなことはやるべきではない。本当に福田さんが行くというならば、総理大臣をやめてからでも行けばいい。総理大臣という肩書きを外してから行けばいい。そうすればだれもそう文句を言っているわけではない。しかし、総理大臣外れれば、三木さんであろうが何であろうがさっぱり行かない。総理大臣になった途端に行く。こういう政治姿勢について憲法感覚がどうかしているんじゃありませんかと、こうなってくるわけです。
 ですから、この点は私はきょうは本命でありませんから、組み立てて物を言っているわけではありませんが、少なくともその点はひとつ注意を願いたいということを官房長官に申し上げておきます。法制局長官にも、もう少し法律屋なら法律屋としてのきちんとした態度をとってもらいたい。そうでなければ疑いが晴れるわけじゃありません。その点だけはきょう私は両者に、質問者として警告だけしてこの問題を打ち切っておきたいと思うんです。
 続きまして、私は公務員の問題に入っていきたいと思います。官房長官も法制局長官も結構です。
 まず第一に総務長官にお伺いしますが、この勧告を受けて、公務員給与をどういうふうにあなた扱っていきますか、今後。

発言情報

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発言者: 山崎昇

speaker_id: 6197

日付: 1978-08-17

院: 参議院

会議名: 内閣委員会