伊藤圭一の発言 (法務委員会)

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○政府委員(伊藤圭一君) 昨日の二時ごろだったと思いますが、大臣が総理のところに行かれましてF15とP3Cの生産の関係について御報告いたしました。そのときにこのお話があったようでございます。ちょうど私ども二時ごろ会議をいたしておりますところへ尖閣列島に領海侵犯があったようだという連絡が内庁の方から参ったわけでございます。ただ、私どもといたしましてはその状況がわかりませんでしたものですから、直ちに私が海上保安庁の長官に電話をいたしました。そうしましたら、いま次長の方からお話があったような内容のことがございました。そこで、私は、保安庁の長官に、今後海上自衛隊あるいは私の方にその状況を刻々御連絡いただきたいということをお願いいたしました。
 一方、その状況を踏まえまして海上自衛隊と協議をいたしまして、私どもがやはり一番心配いたしましたのは、中国が軍事的な行動をとっているかどうかということでございました。その点につきましては、従来からいわゆる軍隊の動きというものに対してはいろいろな方面から情報をとっておりますけれども、いわゆる艦艇、航空機による軍事的な行動を起こしているような徴候はございませんでした。そこで、一部の漁船が機銃を持っているということはそのとき伺いましたけれども、海上保安庁の巡視艇も武装をいたしております。付近にも民間の日本の船はいないようでございましたので、八十二条の警備行動を直ちにとるような状況ではないという判断をいたしました。しかしながら、情報収集というものは的確にやらなければならないと思いましたし、また私どもには偵察機あるいは対潜哨戒機等を持っておりますので、海上保安庁の方から御要請があれば直ちに出られるような体制をとっておきたいということで、このことは指示をいたしました。現地におきまして、沖繩におきましては、海上保安庁の十一管区保安本部と私どもの方と情報は密にとっていたようでございますが、その中で、私どもはちょうど訓練飛行でP2Jが飛んでおりましたので、その飛行機を回しまして現実に軍事的な行動あるいは艦艇なんかもまじっているかどうかということを視認させたいと思いまして、飛行機を回しまして帰ってまいりました。その結果、漁船だというようなことでございましたので、一応情報収集という体制を強化しながら待機しているという状況でございます。

発言情報

speech_id: 108415206X00719780413_152

発言者: 伊藤圭一

speaker_id: 710

日付: 1978-04-13

院: 参議院

会議名: 法務委員会