福田赳夫の発言 (予算委員会)
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○国務大臣(福田赳夫君) わが国の経済は、いま沈滞ぎみでございます。これに活気を与え、上昇過程に転ぜしむる、これは国民もこれを大いに期待しております。国際社会でも、またこれを大変待望いたしておる、そういうことになっておることは御承知のとおりであります。
そこで、それでは日本の経済を活況にということを考えてみる場合に、常のごとき景気循環でありますれば、輸出を伸ばす、あるいは設備投資を伸ばす、そういうようなことが考えられますけれども、御承知のような国際環境でありますので、輸出に景気上昇を期待することはできない。また、設備投資、これもいまの不況沈滞の状態でその本質が設備過剰だと、そこから来ているのだということを考えますと、そういうこともなかなかできない。そうすると、結局、これは非常に財政としては異例の措置でございまするけれども、あのような膨大な公債をあえて発行してもこの景気牽引の役割りを担当しなければならない、このように考えまして、そういう考え方を基本といたしまして昭和五十三年度予算を編成した、このように御理解願います。