福田赳夫の発言 (予算委員会)

⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

○国務大臣(福田赳夫君) 石油ショック後のわが国の経済の動き、これは大変間違ってきておるというような御見解でございますが、これは私は石油ショック後の日本の経済のあのショックからの立ち上がり、これはすばらしいと思うのです。とにかく国際収支百三十億ドルの赤字を克服して、いまじゃ逆に百何十億ドルの黒字になろうとしておる。それがまた国際社会からしかられるというくらいまで来ておる。狂乱物価はどうだ、いまは年間上昇率が消費者物価で四・五%、石油ショック以前の水準に戻っていく。経済成長はどうだというと、何やかやと言われながらも五・三%を五十二年度には達成する。そして五十三年度には七%成長が展望できる。こういうようなことになってきておるので、これは世界じゅうで戦後の日本の第二の奇跡とまで言っているくらい、まあまあよく動いてきておる、こういうふうに私は見ておるんであります。
 あんまりよく動き過ぎたものだから、わが国の経済体質、これが相対的に世界の中でよくなっちゃった。よくなり過ぎるというか、よくなってきておる。そこで円に対する信頼感、こういうものが出てくる。こういうことなんで、私は円高という現象をそういう過程で出てきている問題でもあるというふうに見ておるのですが、田渕さんが強調されるように、中長期の展望を持たなきゃならぬ、これはもう当然です。私ども政府といたしましても、五十年代前期五カ年計画というものを持っておる。あれを見ながら、あれをお手本としながら、その年その年の予算の編成、経済の計画、見通し、こういうものを立てておる、こういうことでございまして、この激動する世界情勢の中でありまするけれども、決してもうさまよえる船じゃないんです。ちゃんと目標を定めまして、そしてやっておる日本丸であるというふうに御理解願います。

発言情報

speech_id: 108415261X00719780310_017

発言者: 福田赳夫

speaker_id: 20078

日付: 1978-03-10

院: 参議院

会議名: 予算委員会