福田赳夫の発言 (予算委員会)

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○国務大臣(福田赳夫君) アメリカ、ドイツの間で通貨安定、これのためにああいう取り決めができたということは、これはもう国際社会のためにはなはだ歓迎すべきことであった、このように評価をいたしております。ただ、国際社会で国際通貨に対する不安、これが非常に強かった、それだけに今度の米独協定に対する期待が大きかったんです。あれが発表されてから反動的に期待外れというようなことが見受けられる相場の動きでございますが、しかし、それにもかかわらず、私は米独間であのような取り決めができましたことははなはだよかったことだ、このように考えておる次第でございます。
 わが日本とアメリカ当局との間には、緊密な話し合いが続けられております。あのスワップ協定はドイツ、アメリカの間では前からあったんでありますが、そのスワップを使い切ったというようなことで先般二十億ドルのスワップ枠を新たに設定するというようなことになりましたが、今度、どこまで使っているか知りませんけれども、その枠を四十億ドルに拡大する。わが日本とアメリカの間にはかねてからスワップ枠の設定があるわけでありまして、しかし、日米の間における特殊な事情等から、その枠をいま使わないで、そしてアメリカの連銀による代理操作というようなことをいたしておるというのが現状でございまするが、円につきましては、これは大変わが国の相場の動きが影響がある、しかし、結局、これは円が高くなるというよりは、ずうっと動きを見ておりますと、これはドル安なんです。ですからアメリカがかなり努力をいたしまして、その国際収支、これを改善もする、またドルの価値維持につきまして格段の努力をする、こういうことがかなめでなけりゃならぬ、こういうふうに考えます。同時に、わが国といたしましても、いま大変な黒字基調でありますが、これを是正をするというために全力を傾ける必要がある、このように考えまして、アメリカでもそのような方向の努力をいたしておりまするし、わが方におきましても、もう本当に全力投球をしているというのが現状でございます。

発言情報

speech_id: 108415261X01019780314_017

発言者: 福田赳夫

speaker_id: 20078

日付: 1978-03-14

院: 参議院

会議名: 予算委員会