予算委員会
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会
会議録情報#0
昭和五十三年三月十四日(火曜日)
午後一時三分開会
—————————————
委員の異動
三月十三日
辞任 補欠選任
安恒 良一君 藤田 進君
矢原 秀男君 相沢 武彦君
三月十四日
辞任 補欠選任
亀長 友義君 田代由紀男君
—————————————
出席者は左のとおり。
委員長 鍋島 直紹君
理 事
戸塚 進也君
内藤誉三郎君
中村 太郎君
宮田 輝君
竹田 四郎君
吉田忠三郎君
多田 省吾君
内藤 功君
栗林 卓司君
委 員
浅野 拡君
石破 二朗君
糸山英太郎君
小澤 太郎君
亀井 久興君
久次米健太郎君
熊谷 弘君
下条進一郎君
田代由紀男君
玉置 和郎君
夏目 忠雄君
成相 善十君
林 ゆう君
真鍋 賢二君
三善 信二君
望月 邦夫君
八木 一郎君
山本 富雄君
赤桐 操君
大木 正吾君
志苫 裕君
野田 哲君
福間 知之君
藤田 進君
目黒今朝次郎君
相沢 武彦君
太田 淳夫君
峯山 昭範君
矢追 秀彦君
上田耕一郎君
渡辺 武君
井上 計君
喜屋武眞榮君
柿沢 弘治君
秦 豊君
国務大臣
内閣総理大臣 福田 赳夫君
法 務 大 臣 瀬戸山三男君
外 務 大 臣 園田 直君
大 蔵 大 臣 村山 達雄君
文 部 大 臣 砂田 重民君
厚 生 大 臣 小沢 辰男君
農 林 大 臣 中川 一郎君
通商産業大臣 河本 敏夫君
運 輸 大 臣 福永 健司君
郵 政 大 臣 服部 安司君
労 働 大 臣 藤井 勝志君
建 設 大 臣
国 務 大 臣
(国土庁長官) 櫻内 義雄君
自 治 大 臣
国 務 大 臣
(国家公安委員
会委員長)
(北海道開発庁
長官) 加藤 武徳君
国 務 大 臣
(内閣官房長
官) 安倍晋太郎君
国 務 大 臣
(総理府総務長
官)
(沖繩開発庁長
官) 稻村左近四郎君
国 務 大 臣
(行政管理庁長
官) 荒舩清十郎君
国 務 大 臣
(防衛庁長官) 金丸 信君
国 務 大 臣
(経済企画庁長
官) 宮澤 喜一君
国 務 大 臣
(科学技術庁長
官) 熊谷太三郎君
国 務 大 臣
(環境庁長官) 山田 久就君
国 務 大 臣 牛場 信彦君
政府委員
内閣法制局長官 真田 秀夫君
内閣法制局第一
部長 茂串 俊君
人事院総裁 藤井 貞夫君
人事院事務総局
職員局長 金井 八郎君
公正取引委員会
委員長 橋口 收君
公正取引委員会
事務局取引部長 長谷川 古君
警察庁刑事局長 鈴木 貞敏君
警察庁刑事局保
安部長 森永正比古君
北海道開発庁計
画監理官 大西 昭一君
防衛庁長官官房
防衛審議官 上野 隆史君
防衛庁防衛局長 伊藤 圭一君
防衛庁装備局長 間淵 直三君
防衛施設庁施設
部長 高島 正一君
経済企画庁調整
局長 宮崎 勇君
経済企画庁物価
局長 藤井 直樹君
経済企画庁総合
計画局長 喜多村治雄君
科学技術庁原子
力局長 山野 正登君
科学技術庁原子
力安全局長 牧村 信之君
環境庁水質保全
局長 二瓶 博君
国土庁計画・調
整局長 福島 量一君
国土庁土地局長 山岡 一男君
国土庁地方振興
局長 土屋 佳照君
外務省アジア局
長 中江 要介君
外務省アメリカ
局長 中島敏次郎君
外務省経済局長 手島れい志君
外務省経済局次
長 溝口 道郎君
外務省条約局長 大森 誠一君
外務省国際連合
局長 大川 美雄君
大蔵省主計局長 長岡 實君
大蔵省主税局長 大倉 眞隆君
大蔵省理財局長 田中 敬君
大蔵省理財局次
長 副島 有年君
大蔵省証券局長 山内 宏君
大蔵省銀行局長 徳田 博美君
国税庁長官 磯邊 律男君
文部省初等中等
教育局長 諸澤 正道君
文部省大学局長 佐野文一郎君
厚生大臣官房会
計課長 持永 和見君
厚生省公衆衛生
局長 松浦十四郎君
厚生省医務局長 佐分利輝彦君
厚生省社会局長 上村 一君
厚生省児童家庭
局長 石野 清治君
厚生省年金局長 木暮 保成君
農林大臣官房長 松本 作衛君
農林省農林経済
局長 今村 宣夫君
農林省構造改善
局長 大場 敏彦君
農林省食品流通
局長 犬伏 孝治君
通商産業大臣官
房審議官 山口 和男君
通商産業省通商
政策局次長 花岡 宗助君
通商産業省産業
政策局長 濃野 滋君
通商産業省立地
公害局長 左近友三郎君
通商産業省機械
情報産業局長 森山 信吾君
資源エネルギー
庁長官 橋本 利一君
資源エネルギー
庁公益事業部長 服部 典徳君
中小企業庁長官 岸田 文武君
運輸大臣官房審
議官 真島 健君
運輸省港湾局長 大久保喜市君
運輸省航空局長 高橋 寿夫君
郵政省貯金局長 高仲 優君
労働大臣官房長 石井 甲二君
労働省労働基準
局長 桑原 敬一君
労働省職業安定
局長 細野 正君
建設大臣官房長 粟屋 敏信君
建設省計画局長 大富 宏君
建設省都市局長 小林 幸雄君
建設省河川局長 栂野 康行君
自治省行政局長 近藤 隆之君
自治省行政局公
務員部長 塩田 章君
自治省財政局長 山本 悟君
自治省税務局長 森岡 敞君
消防庁長官 林 忠雄君
事務局側
常任委員会専門
員 菊地 拓君
説明員
日本国有鉄道総
裁 高木 文雄君
参考人
日本銀行副総裁 前川 春雄君
—————————————
本日の会議に付した案件
○昭和五十三年度一般会計予算(内閣提出、衆議
院送付)
○昭和五十三年度特別会計予算(内閣提出、衆議
院送付)
○昭和五十三年度政府関係機関予算(内閣提出、
衆議院送付)
○参考人の出席要求に関する件
—————————————
この発言だけを見る →午後一時三分開会
—————————————
委員の異動
三月十三日
辞任 補欠選任
安恒 良一君 藤田 進君
矢原 秀男君 相沢 武彦君
三月十四日
辞任 補欠選任
亀長 友義君 田代由紀男君
—————————————
出席者は左のとおり。
委員長 鍋島 直紹君
理 事
戸塚 進也君
内藤誉三郎君
中村 太郎君
宮田 輝君
竹田 四郎君
吉田忠三郎君
多田 省吾君
内藤 功君
栗林 卓司君
委 員
浅野 拡君
石破 二朗君
糸山英太郎君
小澤 太郎君
亀井 久興君
久次米健太郎君
熊谷 弘君
下条進一郎君
田代由紀男君
玉置 和郎君
夏目 忠雄君
成相 善十君
林 ゆう君
真鍋 賢二君
三善 信二君
望月 邦夫君
八木 一郎君
山本 富雄君
赤桐 操君
大木 正吾君
志苫 裕君
野田 哲君
福間 知之君
藤田 進君
目黒今朝次郎君
相沢 武彦君
太田 淳夫君
峯山 昭範君
矢追 秀彦君
上田耕一郎君
渡辺 武君
井上 計君
喜屋武眞榮君
柿沢 弘治君
秦 豊君
国務大臣
内閣総理大臣 福田 赳夫君
法 務 大 臣 瀬戸山三男君
外 務 大 臣 園田 直君
大 蔵 大 臣 村山 達雄君
文 部 大 臣 砂田 重民君
厚 生 大 臣 小沢 辰男君
農 林 大 臣 中川 一郎君
通商産業大臣 河本 敏夫君
運 輸 大 臣 福永 健司君
郵 政 大 臣 服部 安司君
労 働 大 臣 藤井 勝志君
建 設 大 臣
国 務 大 臣
(国土庁長官) 櫻内 義雄君
自 治 大 臣
国 務 大 臣
(国家公安委員
会委員長)
(北海道開発庁
長官) 加藤 武徳君
国 務 大 臣
(内閣官房長
官) 安倍晋太郎君
国 務 大 臣
(総理府総務長
官)
(沖繩開発庁長
官) 稻村左近四郎君
国 務 大 臣
(行政管理庁長
官) 荒舩清十郎君
国 務 大 臣
(防衛庁長官) 金丸 信君
国 務 大 臣
(経済企画庁長
官) 宮澤 喜一君
国 務 大 臣
(科学技術庁長
官) 熊谷太三郎君
国 務 大 臣
(環境庁長官) 山田 久就君
国 務 大 臣 牛場 信彦君
政府委員
内閣法制局長官 真田 秀夫君
内閣法制局第一
部長 茂串 俊君
人事院総裁 藤井 貞夫君
人事院事務総局
職員局長 金井 八郎君
公正取引委員会
委員長 橋口 收君
公正取引委員会
事務局取引部長 長谷川 古君
警察庁刑事局長 鈴木 貞敏君
警察庁刑事局保
安部長 森永正比古君
北海道開発庁計
画監理官 大西 昭一君
防衛庁長官官房
防衛審議官 上野 隆史君
防衛庁防衛局長 伊藤 圭一君
防衛庁装備局長 間淵 直三君
防衛施設庁施設
部長 高島 正一君
経済企画庁調整
局長 宮崎 勇君
経済企画庁物価
局長 藤井 直樹君
経済企画庁総合
計画局長 喜多村治雄君
科学技術庁原子
力局長 山野 正登君
科学技術庁原子
力安全局長 牧村 信之君
環境庁水質保全
局長 二瓶 博君
国土庁計画・調
整局長 福島 量一君
国土庁土地局長 山岡 一男君
国土庁地方振興
局長 土屋 佳照君
外務省アジア局
長 中江 要介君
外務省アメリカ
局長 中島敏次郎君
外務省経済局長 手島れい志君
外務省経済局次
長 溝口 道郎君
外務省条約局長 大森 誠一君
外務省国際連合
局長 大川 美雄君
大蔵省主計局長 長岡 實君
大蔵省主税局長 大倉 眞隆君
大蔵省理財局長 田中 敬君
大蔵省理財局次
長 副島 有年君
大蔵省証券局長 山内 宏君
大蔵省銀行局長 徳田 博美君
国税庁長官 磯邊 律男君
文部省初等中等
教育局長 諸澤 正道君
文部省大学局長 佐野文一郎君
厚生大臣官房会
計課長 持永 和見君
厚生省公衆衛生
局長 松浦十四郎君
厚生省医務局長 佐分利輝彦君
厚生省社会局長 上村 一君
厚生省児童家庭
局長 石野 清治君
厚生省年金局長 木暮 保成君
農林大臣官房長 松本 作衛君
農林省農林経済
局長 今村 宣夫君
農林省構造改善
局長 大場 敏彦君
農林省食品流通
局長 犬伏 孝治君
通商産業大臣官
房審議官 山口 和男君
通商産業省通商
政策局次長 花岡 宗助君
通商産業省産業
政策局長 濃野 滋君
通商産業省立地
公害局長 左近友三郎君
通商産業省機械
情報産業局長 森山 信吾君
資源エネルギー
庁長官 橋本 利一君
資源エネルギー
庁公益事業部長 服部 典徳君
中小企業庁長官 岸田 文武君
運輸大臣官房審
議官 真島 健君
運輸省港湾局長 大久保喜市君
運輸省航空局長 高橋 寿夫君
郵政省貯金局長 高仲 優君
労働大臣官房長 石井 甲二君
労働省労働基準
局長 桑原 敬一君
労働省職業安定
局長 細野 正君
建設大臣官房長 粟屋 敏信君
建設省計画局長 大富 宏君
建設省都市局長 小林 幸雄君
建設省河川局長 栂野 康行君
自治省行政局長 近藤 隆之君
自治省行政局公
務員部長 塩田 章君
自治省財政局長 山本 悟君
自治省税務局長 森岡 敞君
消防庁長官 林 忠雄君
事務局側
常任委員会専門
員 菊地 拓君
説明員
日本国有鉄道総
裁 高木 文雄君
参考人
日本銀行副総裁 前川 春雄君
—————————————
本日の会議に付した案件
○昭和五十三年度一般会計予算(内閣提出、衆議
院送付)
○昭和五十三年度特別会計予算(内閣提出、衆議
院送付)
○昭和五十三年度政府関係機関予算(内閣提出、
衆議院送付)
○参考人の出席要求に関する件
—————————————
鍋
鍋島直紹#1
○委員長(鍋島直紹君) ただいまから予算委員会を開会いたします。
昭和五十三年度一般会計予算
昭和五十三年度特別会計予算
昭和五十三年度政府関係機関予算以上三案を一括して議題といたします。
—————————————
この発言だけを見る →昭和五十三年度一般会計予算
昭和五十三年度特別会計予算
昭和五十三年度政府関係機関予算以上三案を一括して議題といたします。
—————————————
鍋
鍋島直紹#2
○委員長(鍋島直紹君) まず、参考人の出席要求に関する件についてお伺いをいたします。
昭和五十三年度総予算三案審査のため、本日の委員会に日本銀行副総裁前川春雄君を参考人として出席を求めることに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
この発言だけを見る →昭和五十三年度総予算三案審査のため、本日の委員会に日本銀行副総裁前川春雄君を参考人として出席を求めることに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
鍋
鍋島直紹#3
○委員長(鍋島直紹君) 御異議ないと認めます。
なお、出席時刻等につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
この発言だけを見る →なお、出席時刻等につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
鍋
鍋
矢
矢追秀彦#6
○矢追秀彦君 初めに、私は円問題についてお伺いをいたします。
日銀の方にお伺いをいたしますが、本日の円の交換レート、それから昨日のアメリカと西独の間に交わされましたドル防衛、これをどう見ておるか、そしてそれがどのような効果を期待をしておるか、その点についてお伺いをしたい。
この発言だけを見る →日銀の方にお伺いをいたしますが、本日の円の交換レート、それから昨日のアメリカと西独の間に交わされましたドル防衛、これをどう見ておるか、そしてそれがどのような効果を期待をしておるか、その点についてお伺いをしたい。
前
前川春雄#7
○参考人(前川春雄君) 昨夜、アメリカと西独との間に為替の安定並びに経済の拡大に関する共同声明が発せられまして、その後を受けました為替市場、本日の東京市場は寄りつきが二百三十三円五十銭でございました。昨日の引け値は二百三十六円でございましたので、さらに二円五十銭ほどの円高になったわけでございます。ただ、これは昨日、いま申し上げました共同声明が米国並びに西独同時に発表されました後、それぞれロンドンマーケットあるいはニューヨークマーケットにおきまして、この措置に対する失望感からドルが売られたわけでございます。ドル安になりまして、その他のドイツマルク、スイスフラン、円、こういう通貨が一斉に高騰したわけでございまして、昨日のニューヨークのマーケットのレートは引け値がやはり二百三十三円台でございます。それを受けまして東京マーケットは二百三十三円五十銭であけました。午前中の取引はそれほど多くございません。模様見でございまするが、午前中の引け値はやはり二百三十三円八十銭でございまして、同じようなところに推移しているというのが現状でございます。
この米国並びにドイツが行いました共同声明の内容でございますが、まず為替相場の安定のため、この混乱状態に対処しまして米国が市場介入をさらに強化する、そのための資金調達手段を幾つか挙げております。そういう為替相場市場対策のほか、為替相場変動の背景になりまする国際収支不均衡是正のための政策、国内経済政策全般に関しまする適切な運営を図ることが一方にうたわれておるわけでございます。そういう意味で、この今度の共同声明は非常にオーバーオールな、単なる為替相場の安定ばかりでなしに、その背景になりまする経済政策全体の適切な運営を図るというものになっておるわけでございます。私どもといたしましては、これらの措置が、単にアメリカとドイツだけではなくて、世界経済全体の安定、ひいては為替市場全体の安定というものに貢献するものであるというふうに考えております。
今後の相場でございまするが、ただいま私が申し上げましたように、昨日この共同声明が発表されました後、市場はかえってドルが売られるという状態になりまして、今度の両国の協議の結果、それに対する過剰な期待感があったのだと思います。それが裏切られたということで、逆にドルが売られる状態になっておりますが、私はやや市場が過度に反応しておるというふうに思います。やや時間をかければ、これがまた安定に向かうのではないかというふうに期待もし、また希望もしておるわけでございます。
以上でございます。
この発言だけを見る →この米国並びにドイツが行いました共同声明の内容でございますが、まず為替相場の安定のため、この混乱状態に対処しまして米国が市場介入をさらに強化する、そのための資金調達手段を幾つか挙げております。そういう為替相場市場対策のほか、為替相場変動の背景になりまする国際収支不均衡是正のための政策、国内経済政策全般に関しまする適切な運営を図ることが一方にうたわれておるわけでございます。そういう意味で、この今度の共同声明は非常にオーバーオールな、単なる為替相場の安定ばかりでなしに、その背景になりまする経済政策全体の適切な運営を図るというものになっておるわけでございます。私どもといたしましては、これらの措置が、単にアメリカとドイツだけではなくて、世界経済全体の安定、ひいては為替市場全体の安定というものに貢献するものであるというふうに考えております。
今後の相場でございまするが、ただいま私が申し上げましたように、昨日この共同声明が発表されました後、市場はかえってドルが売られるという状態になりまして、今度の両国の協議の結果、それに対する過剰な期待感があったのだと思います。それが裏切られたということで、逆にドルが売られる状態になっておりますが、私はやや市場が過度に反応しておるというふうに思います。やや時間をかければ、これがまた安定に向かうのではないかというふうに期待もし、また希望もしておるわけでございます。
以上でございます。
矢
矢追秀彦#8
○矢追秀彦君 次に、日銀の委託介入、これについて米政府の態度、またそれに対して対処する日銀の態度、今後かなり買い支えができるような事態になってくるのかどうか、その点はいかがですか。
この発言だけを見る →前
前川春雄#9
○参考人(前川春雄君) 円相場が不当に動揺いたしまする場合に、これに介入を、国内ばかりではなく、ニューヨーク連邦準備銀行に委託いたしまして、ニューヨークのマーケットでも介入をしておるわけでございます。
この問題につきましては、今度の共同声明が発表されました後の米当局の公式発言におきましても、この日銀の委託によるニューヨーク市場における円の介入、これにつきましては、米国当局は十分なる理解を示しております。したがいまして、今後もそういう混乱状態が起こりましたときには、いままでのような介入を続けていくつもりでございます。この点につきましては、ニューヨークの連邦準備銀行でございまするが、それと日本銀行の間には非常に緊密な毎日の連絡を行いながら、相場の安定に少しでも資するような操作をやっていきたいと考えております。
この発言だけを見る →この問題につきましては、今度の共同声明が発表されました後の米当局の公式発言におきましても、この日銀の委託によるニューヨーク市場における円の介入、これにつきましては、米国当局は十分なる理解を示しております。したがいまして、今後もそういう混乱状態が起こりましたときには、いままでのような介入を続けていくつもりでございます。この点につきましては、ニューヨークの連邦準備銀行でございまするが、それと日本銀行の間には非常に緊密な毎日の連絡を行いながら、相場の安定に少しでも資するような操作をやっていきたいと考えております。
矢
矢追秀彦#10
○矢追秀彦君 昨日だったと思いますが、アメリカのクライン教授が、二百二十円、マルクは二マルク、こういうふうなことを言っておりますが、それに対してどう考えられますか。
この発言だけを見る →前
前川春雄#11
○参考人(前川春雄君) 為替相場の適正水準がどういうものが適当であるかということにつきましては、いろいろの学者の間に議論がございます。購買力を比較してはかるのが通常でございまするが、こういう学者の間の議論でも、その購買力を何ではかるか、また基準時点をいつにとって比較するかということで全く計算が変わってくるわけでございまして、この水準自体につきましても一定に帰一するところはございません。
クライン教授のそういう計算につきましては、私どももつまびらかにしておりませんけれども、こういう相場水準をいかにするか、適正水準を判定することが困難であるためにいまの変動相場制というのが実はとられておるわけでございます。変動相場制にはいろいろ欠点もございまするけれども、適正水準を判定するということはさらに困難でございまするので、こういう状態が続いておるわけでございまするが、いまのそういう意味から申しまして、クライン教授が二百二十円ということを発言しておるということは、教授の考えとしてはそうかもしれませんけれども、一般に受け入れられるものとはとうてい思えないというふうに思っております。
この発言だけを見る →クライン教授のそういう計算につきましては、私どももつまびらかにしておりませんけれども、こういう相場水準をいかにするか、適正水準を判定することが困難であるためにいまの変動相場制というのが実はとられておるわけでございます。変動相場制にはいろいろ欠点もございまするけれども、適正水準を判定するということはさらに困難でございまするので、こういう状態が続いておるわけでございまするが、いまのそういう意味から申しまして、クライン教授が二百二十円ということを発言しておるということは、教授の考えとしてはそうかもしれませんけれども、一般に受け入れられるものとはとうてい思えないというふうに思っております。
矢
矢追秀彦#12
○矢追秀彦君 私が心配しますのは、昨年の急騰を見ましても、アメリカにおいてたとえばブルメンソール発言であるとか、またアメリカの雑誌に二百四十円台に入るであろうとか、そういういろんなことが出た段階において、その後で必ず円が上がってきておる。また、米政府の人の発言では、必ずその日に上がるようなこともあったわけでございますので、こういったクライン教授の発言は大変私も将来にとって憂えますし、せっかく昨日アメリカのドル防衛がとられたにもかかわらず、期待感が大き過ぎたといま見ておられますが、私はあくまでもドルとマルクの問題のことであって、円は別である、こういう意識の上から、円投機というものもこれから警戒をしなければならない、こう思いますが、その二点についていかがですか。
この発言だけを見る →前
前川春雄#13
○参考人(前川春雄君) ただいまお話がございました相場水準に関しまする当局者の発言、あるいは銀行あるいは学者の発言、こういうものが非常に市場心理に影響いたしますることはお説のとおりでございます。私ども、そういう意味で、少なくとも責任者がそういう発言を軽々しくすべきでないというふうに常々考えております。これからもそういう無責任な発言が起こることによって相場が混乱するということは非常に私どもとしても苦々しく感じておるわけでございます。
これから為替相場は、昨年の秋の例でもわかりまするように、一つの通貨だけが単独に動くということはございません。一つの通貨が変動いたしまするときには、日本の円が初めに高騰いたしまて、その後、ドイツマルク、スイスフランというふうに連鎖的に動いておるわけでございます。そういう意味で、いまの変動相場制のもとにおきましては、そういう市場心理が非常に大きく影響いたしますることはお話しのとおりでございます。そういう点からも、責任者あるいは学者等の発言については十分慎重にしてほしいと思っております。私ども、そういう相場の動きに対しまして、いささかも投機的な動きが起こるような場合にはこれに断固として介入しておくという基本的な態度はこれからも続けてまいりたいと思っております。
この発言だけを見る →これから為替相場は、昨年の秋の例でもわかりまするように、一つの通貨だけが単独に動くということはございません。一つの通貨が変動いたしまするときには、日本の円が初めに高騰いたしまて、その後、ドイツマルク、スイスフランというふうに連鎖的に動いておるわけでございます。そういう意味で、いまの変動相場制のもとにおきましては、そういう市場心理が非常に大きく影響いたしますることはお話しのとおりでございます。そういう点からも、責任者あるいは学者等の発言については十分慎重にしてほしいと思っております。私ども、そういう相場の動きに対しまして、いささかも投機的な動きが起こるような場合にはこれに断固として介入しておくという基本的な態度はこれからも続けてまいりたいと思っております。
矢
鍋
矢
矢追秀彦#16
○矢追秀彦君 総理、口内炎で熱もあるところを大変恐縮ですが、ただいま議論をいたしました円問題について昨日の米独の間にとられた施策はどうお考えですか。特に、今後日米間でもこのようなスワップの取り決めをされる考え方はおありなのか、また、現在はないとしても、今後どういう状態になればこういうことも考えられるか、その点についてお伺いしたい。
この発言だけを見る →福
福田赳夫#17
○国務大臣(福田赳夫君) アメリカ、ドイツの間で通貨安定、これのためにああいう取り決めができたということは、これはもう国際社会のためにはなはだ歓迎すべきことであった、このように評価をいたしております。ただ、国際社会で国際通貨に対する不安、これが非常に強かった、それだけに今度の米独協定に対する期待が大きかったんです。あれが発表されてから反動的に期待外れというようなことが見受けられる相場の動きでございますが、しかし、それにもかかわらず、私は米独間であのような取り決めができましたことははなはだよかったことだ、このように考えておる次第でございます。
わが日本とアメリカ当局との間には、緊密な話し合いが続けられております。あのスワップ協定はドイツ、アメリカの間では前からあったんでありますが、そのスワップを使い切ったというようなことで先般二十億ドルのスワップ枠を新たに設定するというようなことになりましたが、今度、どこまで使っているか知りませんけれども、その枠を四十億ドルに拡大する。わが日本とアメリカの間にはかねてからスワップ枠の設定があるわけでありまして、しかし、日米の間における特殊な事情等から、その枠をいま使わないで、そしてアメリカの連銀による代理操作というようなことをいたしておるというのが現状でございまするが、円につきましては、これは大変わが国の相場の動きが影響がある、しかし、結局、これは円が高くなるというよりは、ずうっと動きを見ておりますと、これはドル安なんです。ですからアメリカがかなり努力をいたしまして、その国際収支、これを改善もする、またドルの価値維持につきまして格段の努力をする、こういうことがかなめでなけりゃならぬ、こういうふうに考えます。同時に、わが国といたしましても、いま大変な黒字基調でありますが、これを是正をするというために全力を傾ける必要がある、このように考えまして、アメリカでもそのような方向の努力をいたしておりまするし、わが方におきましても、もう本当に全力投球をしているというのが現状でございます。
この発言だけを見る →わが日本とアメリカ当局との間には、緊密な話し合いが続けられております。あのスワップ協定はドイツ、アメリカの間では前からあったんでありますが、そのスワップを使い切ったというようなことで先般二十億ドルのスワップ枠を新たに設定するというようなことになりましたが、今度、どこまで使っているか知りませんけれども、その枠を四十億ドルに拡大する。わが日本とアメリカの間にはかねてからスワップ枠の設定があるわけでありまして、しかし、日米の間における特殊な事情等から、その枠をいま使わないで、そしてアメリカの連銀による代理操作というようなことをいたしておるというのが現状でございまするが、円につきましては、これは大変わが国の相場の動きが影響がある、しかし、結局、これは円が高くなるというよりは、ずうっと動きを見ておりますと、これはドル安なんです。ですからアメリカがかなり努力をいたしまして、その国際収支、これを改善もする、またドルの価値維持につきまして格段の努力をする、こういうことがかなめでなけりゃならぬ、こういうふうに考えます。同時に、わが国といたしましても、いま大変な黒字基調でありますが、これを是正をするというために全力を傾ける必要がある、このように考えまして、アメリカでもそのような方向の努力をいたしておりまするし、わが方におきましても、もう本当に全力投球をしているというのが現状でございます。
矢
矢追秀彦#18
○矢追秀彦君 総理は、昨年のこの円高問題のときには、余りアメリカには強い姿勢で抗議をするというふうなことについては消極的でございましたが、最近かなりドル防衛を要請する、ドル安だということを言われ始めまして、少し総理の答弁が変わってきたように思っておりまして、その点では私は評価をしておりますけれども、今度もアメリカへ行かれてカーター大統領とお会いになりますが、そのときに具体的にドル防衛に対してきちんとしたことを言われますか。
この発言だけを見る →福
福田赳夫#19
○国務大臣(福田赳夫君) 日米首脳会談は、とにかくわが国とするとアメリカは非常に大事国である。そこで年に一回ぐらいはその首脳が会談をいたしまして、何という特定した問題がなくとも世界の情勢をながめ、世界の平和をどうするか、世界の経済をどうするか、そういうことについて話し合うべきである、このように考え、アメリカ側においてもそういう考えで今度五月に会談しよう、こういうことになっておるわけで、通貨問題ばかりというわけじゃありません。
しかし、いま通貨問題は、当面する非常に混乱した世界経済、この動きの中で非常に重要なファクターになってきておるわけでありますから、当然通貨問題にお互いにどうすべきかというような話、これは出ないというはずはありませんけれども、事は通貨問題ばかりじゃなくて、世界の経済をどうするか、南北問題をどうするか、また通商問題、いまややもすれば保護貿易主義なんていうのがささやかれるような状態になってきておりますが、これに対してどういうふうに立ち向かうかとか、そういう広範な経済の問題、またアジアの政治問題、また中東の問題、いろいろ各地の問題につきまして意見の交換をする、このようなことになろうと思います。その中で通貨の問題が出てくるということ、これはもう当然考えられることでございます。
この発言だけを見る →しかし、いま通貨問題は、当面する非常に混乱した世界経済、この動きの中で非常に重要なファクターになってきておるわけでありますから、当然通貨問題にお互いにどうすべきかというような話、これは出ないというはずはありませんけれども、事は通貨問題ばかりじゃなくて、世界の経済をどうするか、南北問題をどうするか、また通商問題、いまややもすれば保護貿易主義なんていうのがささやかれるような状態になってきておりますが、これに対してどういうふうに立ち向かうかとか、そういう広範な経済の問題、またアジアの政治問題、また中東の問題、いろいろ各地の問題につきまして意見の交換をする、このようなことになろうと思います。その中で通貨の問題が出てくるということ、これはもう当然考えられることでございます。
矢
矢追秀彦#20
○矢追秀彦君 私が言っているのは、ドル防衛についていま総理がドル安だとおっしゃっておりますが、その点についてもちろん広範な問題が議論されるのは当然ですけれども、この問題についてはっきりとおっしゃいますかと聞いておる。
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福田赳夫#21
○国務大臣(福田赳夫君) 私の口からは、基本的な考え方、これはもう当然申し述べるわけです。しかし、具体的にこの為替操作をどうするとかなんとか、そういう話は、これは日米間に非常に緊密なルートがあるわけなんです。そこで常時話し合っておるわけでありまして、私がそのような具体的な問題について言及するということは恐らくないことであろう、このように考えます。
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福
福田赳夫#23
○国務大臣(福田赳夫君) そういうことはないですよ。これはもうアメリカはぜひドルの防衛については責任を持ってもらいたいと、これはもう強調します。しかし、具体的にこの為替操作の方法としてスワップがどうだとか、そういう技術的な話について私が発言するとか、カーター大統領から話が出るとか、そういうことは私はなかろうと、こういうふうに思うのです。そういう問題は私どもが話さぬでも、わが国にはわが国といたしましてアメリカに対していろいろそういう問題を持ちかけるルートがあるわけなんです、アメリカではそれを受け取るルートがあるわけなんです。そのルートにおいて常時緊密な連絡をしておりますので、私がそういう細かい問題まで立ち入る必要はない、このようなことを申し上げておるわけです。
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矢追秀彦#24
○矢追秀彦君 次に、先進国首脳会議、これに臨まれるまでに国内体制、特に内需拡大それから輸入の拡大、これは首脳会議に臨んだ際に他の国から非難をされないようにきちんとできるだけの自信がおありですか。
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福田赳夫#25
○国務大臣(福田赳夫君) これはもう日米会談におきましても、あるいは先進国首脳会談におきましても、わが国がどういう態度をとるか大変注目をされている立場でございます。また、いろいろの意味において期待もされておる立場でございます。その注目、関心それから期待、そういうものに十分こたえるような体制、これはもう当然固めなけりゃならぬ。
ただ、それまでにいろいろ経済指標なんかで数字で出てくるかというと、まだ五十三年度が始まりまして四月、五月でしょう、あるいは六月でしょう。そういう時点でありまするから、なかなか数字的にこれというようなわけにはまいりませんけれども、トレンドといいますか傾向ですね、そういうものは十分諸外国にも説明し、諸外国の理解を得たい、そのように考えています。
この発言だけを見る →ただ、それまでにいろいろ経済指標なんかで数字で出てくるかというと、まだ五十三年度が始まりまして四月、五月でしょう、あるいは六月でしょう。そういう時点でありまするから、なかなか数字的にこれというようなわけにはまいりませんけれども、トレンドといいますか傾向ですね、そういうものは十分諸外国にも説明し、諸外国の理解を得たい、そのように考えています。
矢
矢追秀彦#26
○矢追秀彦君 昨年の円の高騰の際の対外経済対策八項目、これはなかなか結果的には実現をしておりません。まだできてないものもたくさんありますし、まだ手つかずということもたくさんあります。ところで、土曜日ですか、出されました四項目、これも大変そういった上からむずかしいと思いますが、この見通しについて企画庁長官いかがですか。
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宮澤喜一#27
○国務大臣(宮澤喜一君) 政府といたしましては、常時、わが国として輸入できるものは、必要なものは早く輸入をしたいということで、そのときそのときで見直しをいたしておるわけでございますが、先週の末に改めて見直しをいたしまして、あのようなことを決定をいたしたわけでございます。すでに各関係大臣におかれまして具体的な可能性について御検討を願っておるわけでございまして、私としては、かなりのものが実現をいたしてまいるというふうに考えております。
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矢追秀彦#28
○矢追秀彦君 時間の関係上、この問題はまた別の機会に譲らしていただきます。
次に、昨日も出ましたが、デノミ問題につきまして一、二点お伺いをしたいです。
まず、高額紙幣発行の過程、これを千円札発行の段階から説明をしてください。
この発言だけを見る →次に、昨日も出ましたが、デノミ問題につきまして一、二点お伺いをしたいです。
まず、高額紙幣発行の過程、これを千円札発行の段階から説明をしてください。
村