伊藤圭一の発言 (予算委員会)
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○政府委員(伊藤圭一君) まず、この論文は一九七四年度の論文でございます。したがいまして、その時点におきまして、F15というのはまだ実際に配備もされておりませんし、でき上がってもいなかったわけでございます。したがいまして、そこに書いてございますのは、ヨーロッパ戦線におきます浸透力というような形で説明されておるわけでございます。
で、このF4あるいはF1111と決定的に違います点は二つあると思います。
一つは、F15は核兵器を搭載することができません。そしてまた空対地の誘導弾を搭載することができないわけでございます。その点がまずF4等と全く違っている点でございます。それからもう一点は、いわゆる対地高度計というのを持っていないわけでございます。御承知のように、ファントムは対地高度計を持っておりますし、F1111というのは、さらに進みました地上追随装置というものを持っておりまして、低空で長く飛んでこれを浸透するということは可能でございます。F15はそれらの計器を持っておりませんので、きわめて局限された戦闘場面におきましては低空からの進入ということも可能でございますが、いわゆる気圧高度計によりまして低高度を長く飛び続けるということはパイロットとしては不可能でございます。
そういった点から見ましても、これはいわゆる空中戦闘というものを重視した飛行機として出現し、そして現在そういった目的に使われている飛行機だというふうに考えているわけでございます。