高沢寅男の発言 (外務委員会)

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○高沢委員 御認識が一致した上に立ってお尋ねするわけでありますが、いま有事立法ということが盛んに議論されております。これから防衛庁長官にもお聞きしたいと思いますが、その有事立法ということが出てくると、私たちはいわゆる三矢計画というものがすぐに頭に浮かんでくるわけであります。これは、昭和三十八年から、当時の防衛庁の制服グループの人たちが秘密のうちにそういう計画を作成していたということが昭和四十年の国会でわが党の岡田春夫議員から暴露されて、そして追及されたという事実があったわけであります。この三矢計画というものを振り返ってみますと、一言に言えば、要するに朝鮮戦争に対して日本の自衛隊も参加する、こういう内容であったわけであります。この想定によれば、朝鮮の軍事境界線を越えて朝鮮民主主義人民共和国と中国の軍隊が南へ攻め込んでくる、こういうことが起きたと想定をして、それに対して、それは日本にとっても緊急な事態であるということで、日本の内閣総理大臣はそれに対して、国民に向かって共産勢力との戦いを呼びかけるというふうな事態があって、そしてその戦争状態に備えるために、今度は国内体制を臨戦体制にしなければならぬから、そこで、八十七本の立法をやる。その立法は、緊急、必要やむを得ざるときは委員会の審議も省略して直ちに本会議で成立させるとか等々の内容になっていた三矢計画はよく御承知かと思うのでありますが、この計画は、一言で言えば、さっき言いましたように日本が朝鮮と戦争をやる、こういうふうな想定に立った計画であったわけであります。
 そうすると、今度また福田総理大臣の指示によって有事立法の検討を進めるというその検討がどういうふうに進むか、私は今後の問題だと思いますが、私の見方では、必ず三矢計画の焼き直しのようなものになるのじゃないのかという危惧を抱くわけでありますが、この点について、金丸防衛庁長官どういうふうにお考えか、お聞きしたいと思うのであります。

発言情報

speech_id: 108503968X00219781014_023

発言者: 高沢寅男

speaker_id: 6418

日付: 1978-10-14

院: 衆議院

会議名: 外務委員会