中村茂の発言 (建設委員会)
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○中村(茂)委員 相当数出てもやむを得ないじゃないかという、その考え方が私は納得できないのです。私どももいろいろ努力してまいりました。御存じのように衆議院では委員長の要望事項六項目、参議院では七項目、それで私は双方が誠意を持って当たったとすれば、この六項目なり七項目で示されている、これによって相当数解決できる内容を持っていると思うのです。何だかんだと言っても私ども集中審議をやりまして、与野党一致で、この委員長の集約、要望というものはまとまったわけでありますから、そういう立場からすると私は、この事態は非常に遺憾に思っているのです。
私は、こういうふうになってきたのについては、やはり公団と入居者との信頼関係が不足していると思うのです。これは値上げ問題ばかりではありません。日常の運営なり、そういうものの中で双方に信頼関係が欠けてきているところに、こういうふうに非常に多くの皆さんが不払いということになっていく一番の原因があるのではないか、こういうふうに思うのです。そうでなければ、確かに政府も投資しているわけでありますし、よそのところと比較すれば、そう高くないわけでありますから、本当に皆さんと入居者とが一体になって運営され、そこのところに、そういう関係が生まれているとすれば、私は、こういう事態にはならなかっただろう、こういうふうに思うのです。だから、そういうことを考えていくと、この信頼関係をどういうふうにつくっていくかということが、これから非常に大切になってくるのではないか。そういう意味でも、いま起きているこの問題について、私は、もっともっと話し合って、これをどういうふうに解決していくかということについて皆さんが真剣に取り組むべきではないか、こういうふうに思うのです。
その続きは、また後の方で質問をしますけれども、そういうことの前提に立って、この六項目の問題を考えてみた場合に、私ども、この六項目を与野党一致でまとめたわけでありますけれども、これはただ単に公団の家賃を値上げしなければ、それで済むのだ、そのために軽減してやれば済むのだ、こういう簡単な集約にはなっていないはずです。この値上げ問題というのは、日本の住宅問題または家賃問題、こういうものと非常にかかわりのある問題だ。だからこそ住宅問題の基本になる住宅基本法を一日も早くつくりなさい。また家賃体系をつくって、公団とか公営とか、または民間を含めて、そういう中の一環として、この値上げ問題も考えるべきだ、こういうふうに思った。だから、そういう要望も強くしたわけであります。ところが、経過をずっと見ていきますと、そういうことは検討している、検討しているということだけで、何か値上げの方だけ先行しているのではないか。こういう考え方は、言い方は悪いのですけれども不動産屋的な発想です。ですから公団ばかりではなしに建設省全体を含めて、この基本的な問題を一日も早く解決して、その中の一つとして、この値上げ問題を考えていくという姿勢を強く肝に銘じてもらわなければ、この問題は解決できないというふうに私は思うのです。
そこで建設省にお伺いいたしますが、この住宅基本法、家賃体系の問題は、どの程度まで審議が進んでいるのでしょうか。