小川国彦の発言 (災害対策特別委員会)
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○小川(国)委員 この農家の場合に、所得税が青色申告の場合には非常にいいわけなんですが、実際この農作業、米をつくり野菜をつくり、その重労働をやっている農業労働者というような立場から見ますと、実際この青色の帳簿をつけるというのは農家の人たちはきわめて不得手でありまして、実質的にこの青色申告をやっている農家というのは一割か二割程度で、大半の人は白色といいますか、帳簿なしに申告をするというような形のものが非常に多いわけです。その面で問題になりますのは、いま御答弁ありましたいわゆる青色申告をしていない農家の場合に、その年の農業所得標準というものによって課税がされるわけなんですが、この農業所得標準というものがほとんど動かないというのが実情としてあるわけなんです。これはたしか毎年一月ごろ、市町村の税務課長さんとかあるいは農協関係者、農業委員会の代表者等が集まりまして、税務署ごとにこの農業所得標準をつくっておられるのですが、こういう災害があってもなかなか農業所得標準が動かされないという実態がありますので、この点はぜひことしのようなこういう災害の激甚な年の状況というものの把握に十分努められて、その上で国税庁が農業所得標準というものの決定に当たっては被害農家の実情を十分把握した上で決めるようにというような、具体的な通達なり指示なりを願えればというふうに私ども思うわけです。従来は被害の実情に応じた標準の変更というのがなかなか困難なんです。そういう実情がありますので、ことしのようなこういう激甚災害の年にはぜひその辺の御指導を徹底していただきたい、こういうように思いますが……。