天谷直弘の発言 (内閣委員会)
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○天谷政府委員 石油の備蓄につきましては、確かに五百万キロリットル分だけは現在洋上備蓄というかっこうになっておりますが、その他の分につきましては、陸上に備蓄されているわけでございます。そこで、もちろん安全という見地から見れば、陸上備蓄をたとえば地下備蓄に変えるということの方がはるかにすぐれていると思いますので、地下備蓄につきましては、現在それの技術につきまして、来年度の予算も要求いたしまして、テストプラントをつくって検討をしようというふうに考えております。ただ、全体としてとてもそのスピードが遅いではないかという御批判はあろうかと存じます。いままでの地上に備蓄されている分を地下に移すということになりますと、非常なコストがかかるわけであります。
そのほか、石油だけではなくて、日本の工業全体が東京とか大阪とか、きわめて狭い地域に集中をいたしておりまして、これが全部地上に露出しており、かつ海に向かって露出をいたしておるわけでございますから、そこが攻撃されるという事態を考えれば、エネルギーのみならず、日本経済全体が非常に傷つきやすい形になっているということは問題であろうとは存じますが、これにいかに対処するかということは、エネルギーのみならず、全日本経済の問題であり、政治の問題であろうかというふうに存じます。もしそれに対して何らかの防衛策を講ずるということであれば、その一般的エネルギーの安全保障問題も考えなければならないと思います。