伊藤榮樹の発言 (法務委員会)
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○伊藤(榮)政府委員 コーチャン、クラッター氏らの証人尋問請求をいたします際の被疑事実の中に、トライスターの問題と並んでP3Cの問題が出ていることは御指摘のとおりでございます。
〔委員長退席、山崎(武)委員長代理着席〕
どういう根拠に基づいてそういう被疑事実を構成したか、詳細を申し述べることは捜査上の問題がございますから適当ではないと思いますが、察するに、嘱託尋問の請求をいたしました当時は、例の司法取り決めによりまして米側から所要資料がわが検察当局に届いた後でございます。その取り寄せ資料の中に、御承知の児玉とロッキード社の間におきます秘密代理契約書、こういうものも入っておったと思われるのでございます。その秘密代理契約書の修正四号であったと思いますが、それにはP3Cの売り込みに関しての報酬契約も含まれておるわけでございます。さらに、取り寄せにかかる各般の証拠資料の中に、P3Cについてもロッキード社がわが国に対して売り込みを図ろうとしておったということは出ておったのではないかと思われるわけでございます。
そういう状態をあわせ考えますと、ロッキード社からわが国に相当多額の金が流入しておる、流入しておるその金がロッキード社からわが国へ送られた背景として、トライスターのほかにP3Cをめぐる問題もある、こういう認識のもとに、収賄者は氏名不詳でございますけれども、その間に金が動いたのではないか、動いたとすれば二つの趣旨が一応想定できるのではないか、こういうことでそのような被疑事実になっておるものと思うのでございます。