小林進の発言 (予算委員会)

⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

○小林(進)委員 ともかく、こういう大国が錯綜しているアジア太平洋地域に非核武装地帯をつくるというのは、それは言葉で言うほど簡単でないこともわかっておりますけれども、一歩一歩やはり努力をしていくところに道は開かれるのですから、大いに私はやっていただきたいと思います。
 それから、第二番目に、これに関連いたしまして、時間がないから私は急ぎますけれども、日本と中国との間に核不使用、少なくとも日本と中国の間には核を使わぬぞという不使用の協定をお結びになる考えがあるかどうか。われわれの国は核はないのだから、そんなことを結ぶ必要はないとあなたはおっしゃるかもしれませんけれども、日本と中国が、日中平和友好条約ができて覇権国家にならないという基盤の上に立って、両国はお互いに核兵器を使わぬぞというこの宣言的協定を結ぶことは、アジア並びに太平洋、世界に対する影響がどんなに大きいかということを考える場合に、私はこれを政治の舞台に乗せてもらいたいと思う。
 私がなぜそれを言うかといいますと、これは一九七二年一月二十一日でありますが、周恩来総理が、いまは亡くなられたが、社会党・総評の代表団が北京に行ったときにわが党の代表に言われた。「中国は核実験を十三回やり、そのうち一回は失敗した。日本政府が日台条約をやめ、中国との戦争状態を終結して国交を開けば、中国政府は日本政府の要請に応じ核の不使用に関する取り決めに調印できる。そうなれば日中は同じ側に立って米ソに同じ要求ができる。」と言われた。これをやろうではないか。どうですか。平和友好条約ができたら、その日本政府の要請に応じて核の不使用に関する取り決めに中国は調印しますよ。もし日中の間にそれができれば、同じ側に立って一緒になって米ソにその要求ができるではないか。やろうではありませんか。私は実に崇高な提案であると思う。
 外務大臣、あなたはこれに対してどうお答えになりますか。これは社会党使節団に対する要請でありましたが、あなたは外務大臣として、あなたに中国政府からこういう要請があったら、あなたは何とお答えになりますか。お答えを願いたいと思います。

発言情報

speech_id: 108505261X00519781006_020

発言者: 小林進

speaker_id: 8598

日付: 1978-10-06

院: 衆議院

会議名: 予算委員会