坂倉藤吾の発言 (農林水産委員会)
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○坂倉藤吾君 新聞報道によりますと、油を半分程度陸揚げをした。揚げたために、船が揚げた方が軽くなって傾くわけですね。したがって、傾いたからそのバランスをとるために、いわゆる喫水を戻すために海水を空になったタンクに注入をした。注入をしたときにバルブが緩んじゃって、そこから油が漏れたという新聞報道になっているわけなんです。これは常識的に判断をいたしますと、確かに半分油を揚げまして、船が傾いてそこに海水を入れたと、そして海水を入れるときのバルブ操作によっていわゆる油が流れ出た、こう報道をされているわけなんです。もしそれが事実としますと、私はこれは大変な問題じゃないのかというふうに思います。
なぜかと言いますと、空になった油タンクに海水が入るわけですから、当然そこに付着をした、あるいは残りの油というものはタンクの上部にたまるはずであります。それが海洋に流れ出すということになりますと、これは一体そういう理屈が物理的に出てくるんだろうか。油が流れているということは、むしろ油タンクの方に何かの欠陥があって流れたんじゃないのか。海水を入れた方のバルブの問題で油が流れた、こういう形とはだいぶ違うんじゃないかというふうに、いわゆる今日段階の報道でありますから原因の確定はしてないと思うんですが、少し私は疑問を持たざるを得ません。いずれにいたしましても、この油の流出によりまして伊勢湾、特に三重県寄りは大変な被害をこうむっておるわけです。
後これはまた申し述べることになりますが、少なくともこれは石油コンビナートの海洋のシーパースである、常時そういうタンカーが発着をしまして、そして油をいわゆるおかへ揚げる作業というものが行われている、そこでこの事故が発生をしている、こういう現実でありますね。したがって、常時行われておるところだけに、私はこの荷揚げ作業にかかわるところのいわゆる油の流出をどう防止をするかについては相当詳細なところの検討が行われて、そうしてその対策というものが立てられていなければならない、また実行されていなければならない、こういうふうに考えるんですが、この油の流出事故防止対策というものについては一体どういうふうに今日まで指導され、あるいは実行されておるのか、その辺ひとつお聞かせをいただきたいと思います。