森山欽司の発言 (運輸委員会)

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○森山国務大臣 あなたのお話を承っておりますとあれですが、私の言わんとするところの真意は、私の話した範囲内においては御理解を願っておると思います。先ほどお話がございましたように、昭和五十年でございますか五十一年でございますか、二兆五千億円の累積債務のたな上げをした。そのとき計画ができたのだそうでございますが、それがほとんど計画倒れに終わってしまった。いろいろ御批判を受けたことは私も伺っておりますし、また私も、計画は立てたけれども計画倒れに終わるような計画を何回もやるということは一体どんなものだろうと考えておる一員であります。
 一昨年の暮れに「国鉄再建の基本方針」というのが閣議了解になりました。その基本は、与野党を通じての「国鉄再建の基本方向」というものの線に乗ってあの閣議了解ができたものでございますから、したがって、あの了解の線に沿って今後とも進んでいかなければならない、そういうふうに考えておるわけであります。
 それから、夜行列車の整理の問題につきましては、これは私が話をしたのはその限度でございますけれども、他のいろいろなコメント等があったのでございましょう、新聞にいろいろ私どもが考えている以上の線があるいは記事として出たのかもしれません。そういう点につきましては、十分これから配慮してまいりまして、真意が伝わるように、そしてオーバーにはならないようにという努力はこれから相努めてまいりたいと考えておるわけであります。
 それから、夜間の貨物列車の問題につきましては、先ほど新幹線が通っている区間における在来線の夜間の運用ということの中で、旅客問題についてはそういう疑念を呈したということとともに、しかし、夜間は貨物列車が通っているのだ、こういうことでございまして、それは一体どうしても必要なことなのかどうかという点も私は疑問といたしたわけであります。それによりますと、まだ最終的に結論を得ているわけではございませんけれども、新幹線ができまして昼間の線は新幹線の方に重点が移行してまいりますから、昼間の在来線は相当あいてくる、したがって、それを貨物の方に利用していくということは、実際はわかりませんが、常識的には可能ではあるまいかという憶測を持っておるわけであります。しかし、どうしても夜通さなければならないものがあるというふうにも聞くのであります、新聞雑誌とか生鮮食料品とか。しかし、その新聞雑誌とか生鮮食料品にいたしましても、すでに八割方トラックに食われておって、残る二割が国鉄を利用しているというようなことでございますから、そういう現実を踏まえて国鉄といたしましても、旅客のほかに貨物の方も恐らくいろいろ考えていかれるのではないかと思っておるわけであります。
 御承知のとおり、貨物につきましては、昨年の十月にダイヤの改正を行い、また来年の十月にダイヤの改正を予定しておるわけでございます。そういう点を踏まえまして、国鉄の方でいろいろな疑問点、いろいろな問題点、それらの点を整理されて、現段階における幹線についての最善の策を講じてもらえるものであると私は考えておるわけであります。
 しかし率直に言えば、そういうような疑問を申しませんと、全部ローカル線が悪い、ローカル線が悪いというようなことでは困ると私は思っておるのでございまして、やはり幹線に問題あり、それは旅客輸送にも貨物輸送にも問題ありということを指摘しなければ、国鉄全体の運営というものに対しては片手落ちになる、そういうふうに私は考えておるわけでございます。
 渡辺さんは専門家として私などよりも国鉄の事情をよく御存じでございましょうが、私の素人考えと申しますか、素朴な疑問の中にも解決しなければならない問題点があるのだというふうにひとつ御理解を願いたい、こう思います。

発言情報

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発言者: 森山欽司

speaker_id: 9043

日付: 1979-05-25

院: 衆議院

会議名: 運輸委員会