森山欽司の発言 (運輸委員会)
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○森山国務大臣 その前に……。せっかくの御質疑の中で、エネルギー問題が非常に重要だ、私もそう考えておるのです。そのことを念頭に置きつつ、まず国鉄の運営、経営というものをコンパクトなものにしておく必要があるというふうに一つは考えておる点を御了解願いたいと思います。将来のエネルギー事情を全く度外視して考えるつもりはいささかもございません。そういう点を常に念頭に置いてやらなければならぬと思います。
それからもう一つは、一刀両断的とおっしゃいますが、やはりそういう方向で物を考えたらどうかということを国鉄に対して話しているのでございまして、一挙にできるとは考えておりませんから、昭和五十年代に収支相償うということ自体がなかなか容易ならざるものであるとさえ私は考えております。相当長期に物を処理しなければならないという考え方でやっておりますが、方向といたしましては、やはり幹線の部門、要するにローカル線の部分じゃなくて幹線の部分において改善すべき問題点というものは遠慮なく取り上げてまいりませんとね。実は私は、国鉄は昭和三十年以来労働問題を通じてずっと長い間のおつき合いがあります。運輸省というところは私はほとんど行ったこともございませんし、知り合いもございませんが、国鉄はかなり長いつき合いをしております。その私が運輸大臣になってみて初めて、国鉄の経営内容というものがこれほどの状態になっておるのかということを——それはいままで不勉強だといえば不勉強でございますが、かなり関係があってもそういう問題に対する認識が浅かったということは偽らざる事実でございます。したがって、そのためには相当思い切ったことを時間をかけてやらないとこれは解決しないぞという感じでいま臨んでおる。具体的な数字合わせは六月末からこれに入るわけでございますけれども、果たしてその帳面じりのつじつまが合うかどうかということについてはまだわかりません。しかしとにかく、そういう方向で努力してまいりませんと、一般の国民は国鉄の赤字の状況についての認識はきわめて浅かったわけでございますし、いろいろな問題点があることについての認識も浅かったわけでございますから、やはりそういう問題について国鉄当局に——これはもう頭のいい人ばかりそろっておりますから、問題点はよく御承知なんでありますから、それをただ頭の中だけではなくて行動をもって対策を示していただく必要があるような現段階になっておる。そういうことでいろいろ物申しておるわけでございますから、どうかひとつ、この間の経緯につきまして格別の御理解をお願いします。