森山欽司の発言 (運輸委員会)
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○森山国務大臣 「ドリーム号」の問題があるということを自動車局−自動車局というのは運輸省にありますので、普通国鉄と言いますと鉄道監督局の仕事なんですが、自動車局の方からそういうお話を聞きました。
それで、聞いてみますと、東京−大阪間が国鉄が今度二百円上がった。鉄道の方が二百円上がったから、いままで五百円の料金を二百円つけて七百円にしたい、こういう申し出があったのだということを聞いたわけであります。
それで私は、調べてみましたところ、あれは「銀河」でございますか、寝台急行の「銀河」それから新幹線、これは片方は夜間寝台、片方は夜は通っておりませんが、大体二百円上げまして九千五、六百円なんでございますね。そして夜間通る乗り物はもう「ドリーム号」だけ。民間のバスは前はあったらしいのですけれども、いまはもうやめておる。そして直通で、ノンストップで東京−大阪間を行くというわけであります。飛行機も飛んでおりませんからね。したがって「銀河」も新幹線も九千五、六百円である、そして夜間はもう「銀河」が出た後でありますから汽車もない、民間のバスもない、飛行機も飛んでないということでありますから、それを利用される方はそれなりの利用価値をお認めになっての上のことであろう。そこで、いままでの五千五百円を二百円上げて五千七百円という値上げは、鉄道が二百円上がったから二百円上げるということは安易ではないか。この夜間バスを初めとするバスの収支計算を見ますと、約二割赤字であります。したがって、国鉄としてはその赤字を埋めるような努力をすべきではないか。鉄道が二百円上がったからバスも二百円だというのは余りにもおざなりではないか。そして仮に千円上げたといたしましても、まあ結果はそういうことになったわけでありますが、六千五百円であります。寝台急行並びに新幹線よりもまだ三千円も安いというわけでありますから、少しは商売気を出して国鉄も仕事をしてもらわなければ困りますよ、鉄道が二百円上がったからバスも二百円でいいという、そんなおざなりのことをやっていてこの国鉄の再建ができますか、そういう意味で私は意見を申し述べたわけであります。
その意見が通りまして改めて申請があったということは、私は結構なことだと思っている。国鉄に必要なものは何か。やはりこの国鉄の危機というものを痛感して何とかして収支相償うような努力をする、経営努力をすること、そしてある意味においては商売気を出してやっていくということ。もちろん公共性のことは考えなければなりませんが、その公共性は、いまの新幹線並びに夜間寝台よりも三千円も安いわけでございますから、他に利用する飛行機もなければ鉄道もないわけでございますから、その程度の商売気を出してもらわなければ国鉄の立て直しはできないというふうに考えまして、私は、一つの例示と申しますか、そういうふうに万事物を考えてやってもらいたいという意味で意思表示をしたわけであります。