佐野進の発言 (運輸委員会)

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○佐野(進)委員 私は、現在のわが国経済の情勢、いや世界経済の情勢をよく見てみますると、エネルギー問題をおいては考えることができない情勢が日に日に深まってきております。いまそういう情勢の中で、わが国は、イランの事件が発生以来、いまだ過去の蓄積によっていわゆる混乱という状態にまでは立ち至っておりませんが、アメリカを初めとする先進諸国の中では、もはやその兆しが見えておるわけであります。したがって、好むと好まざるとにかかわらず、わが国がそのような問題に逢着することはもはや時間の問題である。その時間の問題であるという事態を踏まえた現段階の中で、それらに対する具体的な対策、特に運輸省としてはその中心にあるわけでございますが、エネルギー使用の中においても直接輸送手段に使用するエネルギー源、これに与える影響とエネルギー源としての石油問題、そしてそのことから発生するところの影響というものはきわめて大きいものがあるわけであります。したがって、・そういう立場に立つならば、この段階の中におけるところの短期的、長期的なエネルギー問題を踏まえた総合交通対策というものを樹立し、その樹立に基づくところの行政を展開していかざる限り、その混乱の中に巻き込まれてにっちもさっちもいかない状況になるのではないか。いわゆる国鉄問題もその中の一つとしてとらえることができるし、航空問題、海運問題、いずれをもってしてもそういうことが考えられるわけであります。
    〔佐藤(守)委員長代理退席、関谷委員長
    代理着席〕
 そういうようなことになれば、この総合交通対策を、いま大臣が言われたような見地に置くことがいいのか悪いのかは、私は、あなたの御見解はいま少しく消極的に判断せざるを得ないのでありますが、しかし、いまここで速やかな結論、これは違うのだ、こうだと言うほどの材料の持ち合わせはございません。ただしかし、運輸省が五十五年度予算編成要求に対処するに際して、その基本的な原則を踏まえた確固たる信念に基づいて対応せざる限りおくれをとる。あなたは起きてきた事態に対してはきわめて熱心、丁寧に対応しておられるけれども、そういう基本的、総合的な角度に立つところの対策については何か熱心でないのじゃないか、こんなような感じもいたしますので、この際、御忠告かたがた、将来起きたとき、佐野君そんなことを言ったけれども、そうだったなんて言われないようにひとつやってもらいたいという願いを込めて質問するのですが、どうですか、あなたどんな考えを持っていますか、時間がありませんから余り長くならないように答弁してください。

発言情報

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発言者: 佐野進

speaker_id: 30892

日付: 1979-05-25

院: 衆議院

会議名: 運輸委員会